勤怠

0491|【勤怠】「年5日有休取得義務機能」設定方法

年5日有休取得義務機能は、有給休暇を10日以上付与された後に年5日の取得義務を果たしていない従業員を確認し、管理者に警告を出す機能です。本機能の仕様と設定方法をご説明します。

「年5日有休取得義務機能」設定方法1

設定完了後、取得義務を果たしていない従業員の確認方法は、下記関連記事をご参照ください。

1.前提

有給休暇付与機能が「使用しない」になっている場合は、本機能のアラート表示を利用できません。

ホーム画面[設定]内[その他]>[オプション]>「スケジュール設定」カテゴリ内「有給休暇付与機能」が
「使用する」と設定されていることを確認してください。

「年5日有休取得義務機能」設定方法2


用語解説

  • 基準日    : 有休を10日以上付与した日です。
  • 取得義務期間 : この期間内に、取得予定日数分の有休を取得する必要があります。
  • 取得予定日数 : 取得義務期間内に取得義務のある有休日数です。
  • 警告期間   : 取得義務を果たしていない従業員に対して警告を出す期間です。
             取得義務期間終了日の何日前から警告を出すかを設定できます。


対象とする有休取得データ

「5日以上取得」の計算に含まれるのは1日単位または半日単位での取得です。時間単位での取得は含みません。

2.設定方法

ホーム画面[設定]内[その他]をクリックします。

「年5日有休取得義務機能」設定方法3


[働き方改革関連設定]をクリックします。

「年5日有休取得義務機能」設定方法4


[年5日有休取得義務]タブをクリックします()。

「義務に対する警告」項目に取得義務期間終了日の何日前から警告を出したいのかを入力し()、[登録]をクリックします()。
例えば「60」日前と設定した場合、取得義務期間終了日の60日前(終了日が9月30日であれば8月2日)以降が警告期間です。

「年5日有休取得義務機能」設定方法5

3.通知設定

取得日数を満たしていない従業員が存在する場合にメール通知できます。
設定方法は、下記関連記事をご参照ください。

【補足】基準日、取得義務期間、取得予定日数の考え方


2つの例をあげて説明します。

例1)1年に1回、10日以上を付与する場合

1年に1回、10日以上を付与する場合は、以下の挙動になります。
「手動付与」、「有給休暇付与機能」での付与、どちらも同じ結果になります。

  • 基準日            : 有休付与日
  • 取得義務期間         : 基準日から1年間
  • 取得予定日数(取得義務日数) : 5日
「年5日有休取得義務機能」設定方法6


上図では、10月1日に10日付与しています。
基準日は10月1日、取得義務期間は10月1日から翌9月30日までの1年間、取得予定日数は5日です。

例2)10日以上を前倒しで付与する場合

入社時に「手動付与」し、半年後の「有給休暇付与機能」による初回付与は棄却する場合は、以下の挙動になります。

  • 基準日            : 前倒しして10日以上付与した日
  • 取得義務期間         : 基準日から1年間
  • 取得予定日数(取得義務日数) : 5日
「年5日有休取得義務機能」設定方法7


上図では、入社日(4月1日)に10日の「手動付与」をおこない、入社半年後(10月1日)の「有給休暇付与機能」による付与は棄却しています。
基準日は4月1日、取得義務期間は4月1日から翌3月31日までの1年間、取得義務日数は5日です。


1年以内に2回、合計10日以上を付与する場合
これら2つの例では「取得予定日数:5日」と算出されます。
1年以内に2回、合計10日以上を付与する場合、「取得予定日数」は5日より少なくなる、または5日より多くなることがあります。詳細については、下記関連記事をご参照ください。

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