勤怠
0572|【勤怠】「所定外時間」はどのように集計されますか?
回答
設定によって、所定外時間の算出ルールは大きく変化します。
雇用区分設定や、パターン設定によって変化する部分が大きいため、お客様ごとに確認が必要です。
また「所定外」時間について理解するためには、関連項目として、「所定」時間、「残業」時間についての理解が必要です。
所定時間
スケジュールパターン、またはシフトによって定められる労働時間となります。
「09:00~18:00(休憩1時間)」のようなスケジュールパターンを割り当てている場合、所定労働時間は、8時間となります。
スケジュールパターンの割り当てがおこなわれていない場合は、残業開始時間までが所定労働時間となります。
残業時間
残業時間の設定は、以下の画面にておこないます。
- ホーム画面[設定]内 [従業員]>[雇用区分設定]> 対象区分の[編集]>「日の時間外集計」カテゴリ内「残業開始時間」

「8時間0分」のようにご入力いただいた場合、仮に9時間の労働時間が発生すると8時間までを「所定」、
1時間を「残業」として計上します。
所定外時間
本システムでは、所定外労働時間を以下のように定義します。
- 所定労働時間に該当しない。
- かつ、残業時間に該当しない。
例)
「8時間0分」を超過した場合に残業となるよう設定されている従業員が、「09:00~18:00(休憩1時間)」の8時間スケジュールで勤務する場合で、実際の労働が10:00~20:00だった場合。
労働時間の集計は以下のようになります。
09:00~10:00 ⇒ 不在のため1時間の「遅刻」時間
10:00~12:00 ⇒ 2時間の「所定」時間
12:00~13:00 ⇒ 1時間の「休憩」時間
13:00~18:00 ⇒ 5時間の「所定」時間 ※18:00まではスケジュール内のため「所定」
18:00~19:00 ⇒ 1時間の「所定外」時間 ※スケジュール外かつ残業ではないため「所定外」
19:00~20:00 ⇒ 1時間の「残業」時間 ※19:00で実労働時間が8時間となり、以降は「残業」

【注意】
以下の設定により、スケジュールパターンなどを設定していなくても一定の労働時間を超過した場合に、所定外時間の計上が可能です。
- ホーム画面[設定]内[従業員]>[雇用区分設定]> 対象区分の[編集]>「日の時間外集計」カテゴリの[詳細]>「所定外労働開始時間」

「7時間0分」のようにご入力いただいた場合、仮に8時間の労働時間が発生すると、7時間までを「所定」、
1時間を「所定外」として計上します。