勤怠

0644|【勤怠】本システム導入時点で「年5日有休取得義務」機能を利用する場合の有休残日数の登録方法

本システム導入時点で「年5日有休取得義務」機能を利用する場合、有休残数とともに、本システム導入前の有休取得実績を登録しておく必要があります。
本マニュアルでは、有休取得実績を登録する際に、有休残数をどのような日数で登録すればよいか、具体例を上げて説明します。

本システム導入時点で「年5日有休取得義務」を利用しない場合は、下記関連記事をご参照ください。

【前提】「年5日有休取得義務」機能について

有休を10日以上付与した場合に、取得義務を果たしていない従業員を確認し、警告を出す機能です。
※詳細は下記関連記事をご確認ください。
※本機能は「有休」以外の休暇では利用できません。


本システム導入前の1年以内に有休を付与している場合、「年5日有休取得義務」機能で正しく警告を出すには、
【直近の有休付与日~本システム導入】の間の有休取得実績を登録しておく必要があります。

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【例1】直近の有休付与日時点で、前年度の繰越分が残っている

例えば、次のような場合です。

  • 有休付与日は「4月1日」
  • 直近の付与日「2023年4月1日」時点で、前年度「2022年4月1日」に「20日」付与したうち、「4日」残っていた
  • 「2023年4月1日」から本システムを導入した「2023年4月17日」までの間に、有休を「2日」取得した
  • 「2023年4月1日」付与の「20日」はすべて残っている

この場合「2023年4月1日」から「2023年4月17日」までの間に取得した「2日」は、前年度「2022年4月1日」付与分の残りから取得していることになります。このため、以下のように有休残数を登録します。


「2022年4月1日」付与の有休残数登録 :

項目名説明
付与日2022年4月1日
付与日数4日(直近の有休付与日「2023年4月1日」時点での有休残数)

「2023年4月1日」付与の有休残数登録 :

項目名説明
付与日2023年4月1日
付与日数20日

あわせて、「2023年4月1日」から「2023年4月17日」までの間に取得した「2日」を有休取得実績として登録しておきます。この「2日」は「2022年4月1日」付与分から自動でマイナスされます。


有休残数登録の操作方法については、下記関連記事をご確認ください。
有休取得実績の登録方法については、後述の「有休取得実績の登録方法」をご確認ください。

【例2】直近の有休付与日時点で、前年度の繰越分が残っていない

例えば、次のような場合です。

  • 有休付与日は「4月1日」
  • 直近の付与日「2023年4月1日」時点で、前年度「2022年4月1日」の付与分は使い切っていた
  • 「2023年4月1日」から本システムを導入した「2023年4月17日」までの間に、有休を「2日」取得した

この場合「2023年4月1日」から「2023年4月17日」までの間に取得した「2日」は、直近の「2023年4月1日」付与分から取得していることになります。このため、以下のように有休残数を登録します。


「2022年4月1日」付与の有休残数登録 :

登録不要です。


「2023年4月1日」付与の有休残数登録 :

項目名説明
付与日2023年4月1日
付与日数20日(直近の有休付与日「2023年4月1日」時点での有休残数)

あわせて、「2023年4月1日」から「2023年4月17日」までの間に取得した「2日」を有休取得実績として登録しておきます。この「2日」は「2023年4月1日」付与分から自動でマイナスされます。


有休残数登録の操作方法については、下記関連記事をご確認ください。
有休取得実績の登録方法については、後述の「有休取得実績の登録方法」をご確認ください。

【例3】直近の有休付与日時点で残っていた前年度の繰越分を、本システム導入までに使い切った

例えば、次のような場合です。

  • 有休付与日は「4月1日」
  • 直近の付与日「2023年4月1日」時点で、前年度「2022年4月1日」に「20日」付与したうち、「4日」残っていた
  • 「2023年4月1日」から本システムを導入した「2023年4月17日」までの間に、有休を「5日」取得した
  • 直近の付与日「2023年4月1日」に「20日」付与したうち、「19日」残っている

この場合「2023年4月1日」から「2023年4月17日」までの間に取得した「5日」は、前年度「2022年4月1日」付与分の残りから「4日」、直近の「2023年4月1日」付与分から「1日」取得していることになります。このため、以下のように有休残数を登録します。


「2022年4月1日」付与の有休残数登録 :

項目名説明
付与日2022年4月1日
付与日数4日(直近の有休付与日「2023年4月1日」時点での有休残数)


「2023年4月1日」付与の有休残数登録 :

項目名説明
付与日2023年4月1日
付与日数20日(直近の有休付与日「2023年4月1日」時点での有休残数)

あわせて、「2023年4月1日」から「2023年4月17日」までの間に取得した「5日」を有休取得実績として登録しておきます。この「5日」は「2022年4月1日」付与分から「4日」、「2023年4月1日」付与分から「1日」、自動でマイナスされます。


有休残数登録の操作方法については、下記関連記事をご確認ください。
有休取得実績の登録方法については、後述の「有休取得実績の登録方法」をご確認ください。

【補足】

有休取得実績の登録方法

有休取得実績は、有休取得日の「休暇区分」項目にて、種別「有休」と取得単位「全日休暇」「AM半休」「PM半休」などを割り当てて登録します。月毎の一括登録がおすすめです。
操作方法については、下記関連記事をご確認ください。

注意点

  • 1年以上前の勤怠は編集できないように制限されています。
    1年以上前の「取得実績」を登録する際は、サポートデスクへ「1年経過勤怠の編集制限」の解除をご依頼ください。

「年5日有休取得義務」機能の設定・確認関連記事

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