勤怠

0658|【勤怠】出勤予定より早く出勤しているのに遅刻になる原因と対処方法

「出勤/退勤打刻の丸め単位」を設定している場合、「打刻丸め基準時刻」の設定に起因している可能性があります。以下の設定をご確認ください。

注意点
労働時間は1分単位で計算するのが原則です。丸め機能のご利用には内部設定が必要です。
利用したい場合は、サポートデスクへ「出勤/退勤打刻の丸め単位」機能の追加をご依頼ください。

設定箇所

ホーム画面「設定」内[従業員]>[雇用区分設定]> 対象雇用区分の[編集]>「拡張機能」カテゴリ <「打刻丸め基準時刻」

打刻丸め基準時刻


「打刻丸め基準時刻」項目の選択肢に応じて、それぞれ下記のように集計がおこなわれます。

1.常に0分とする(推奨)
 全ての打刻の丸めを、0分を基準としておこないます。


2.出退勤打刻を出退勤予定時刻により変動させる
 最初の出勤打刻の丸めを出勤予定に設定された時刻(分)を基準として、最後の退勤打刻の丸めを退勤予定に設定
 された時刻(分)を基準としておこないます。
 ※最初と最後の打刻間におこなわれた出退勤打刻は、0分基準となります。


3.全ての打刻を出勤予定時刻により変動させる
 出勤・休憩開始・休憩終了・退勤など全ての打刻の丸めを、出勤予定時刻に設定された時刻(分)を基準としてお
 こないます。

詳細

例えば、以下の設定の挙動と対処方法を説明します。

・出勤予定 : 7:45
・退勤予定 : 16:25
・出勤/退勤打刻の丸め単位「30分」
・出勤打刻時刻 : 7:40
・退勤打刻時刻 : 16:25

1.「常に0分とする(推奨)」を選択した場合


0分を基準とすると、「XX:00」か「XX:30」で丸められます。

7:40の出勤打刻時刻は「8:00」の出勤打刻時刻として扱われ、本来は遅刻ではありませんが15分の遅刻となってしまいます。16:25の退勤打刻時刻は「16:00」の退勤打刻時刻として扱われ、本来は早退ではありませんが25分の早退となってしまいます。

2.「出退勤打刻を出退勤予定時刻により変動させる」を選択した場合


出退勤予定時刻を基準とすると、30分丸め適用後の時刻は以下のようになります。

・出勤打刻 : 「XX:45」か「XX:15
・退勤打刻 : 「XX:25」か「XX:55

7:40の出勤打刻時刻は、「7:45」の出勤打刻時刻として扱われます。16:25の退勤打刻時刻は、「16:25」の退勤打刻時刻として扱われます。

3.「全ての打刻を出勤予定時刻により変動させる」を選択した場合


出勤予定時刻を基準とすると、30分丸め適用後の時刻は以下のようになります。

・出勤/退勤打刻 : 「XX:45」か「XX:15

7:40の出勤打刻時刻は、「7:45」の出勤打刻時刻として扱われます。ただし、16:25の退勤打刻時刻は「16:15」の退勤打刻時刻として扱われ、本来は早退ではありませんが10分の早退となってしまいます。

 

ポイント
上記例の場合、出勤と退勤の打刻丸め基準が異なるので、「2.出退勤打刻を出退勤予定時刻により変動させる」がふさわしい設定となります。

最近表示した記事