勤怠
0674|【勤怠】「スケジュール時間」の計算方法
残業計算や予実機能に利用される「スケジュール時間」という概念について、ご説明します。
スケジュール時間とは
スケジュール時間とは、「出勤/退勤予定」、「休憩予定」、「休憩予定時間」、「雇用区分休憩」から算出される労働予定時間です。
ホーム画面「よく使うメニュー」内の[日別データ]>各従業員の[編集]>「勤務データ編集」画面にて、「出勤/退勤予定」、「休憩予定」、「休憩予定時間」を確認できます。

ホーム画面「設定」内[従業員]>[雇用区分設定]> 該当区分の[編集]>「休憩関連」カテゴリ >「休憩時間1~3」 にて、「雇用区分休憩」を確認できます。

例えば、以下のように登録されている場合、
・出勤予定 : 09:00
・退勤予定 : 18:00
・休憩開始 : 12:00
・休憩終了 : 13:00
・休憩予定時間 : 登録なし
・雇用区分休憩 : 登録なし
出勤予定09:00から休憩開始12:00までの3時間と、休憩終了13:00から退勤予定18:00までの5時間の合算である8時間がスケジュール時間です。

・「休憩予定時間」や「雇用区分休憩」は、休憩を取得する時間帯が定まっていない場合に利用します。
・「休憩予定」「休憩予定時間」「雇用区分休憩」が同時に設定されている場合の休憩時間の考え方は
こちら をご参照ください。
半休取得時のスケジュール時間
休暇みなし時間 を計算するかどうかによって変わります。
- 休暇みなし時間を計算しない場合
-
該当日に割り当てたパターンの「午前出勤パターン」または「午後出勤パターン」の出勤/退勤予定がスケジュール時間になります。
- 休暇みなし時間を計算する場合
-
該当日に割り当てたパターンの「午前出勤パターン」または「午後出勤パターン」の出勤/退勤予定と、半休取得時のみなし勤務時間との合計がスケジュール時間になります。
例)
AM有休を取得する場合に、[パターン設定]>「半日勤務」カテゴリ内が以下の設定になっているとき午後出勤時の「出勤/退勤予定」 : 14:00~18:00
午前半休の「みなし勤務時間」 : 09:00~13:00
↓↓↓↓↓↓
AM有休取得時のスケジュール時間は、午後出勤時の出勤予定14:00から退勤予定18:00までの4時間と、午前半休のみなし勤務時間9:00から13:00までの4時間の合算である8時間となります。
スケジュール時間を利用する機能
「スケジュール時間」は、以下の機能に利用されます。
「残業開始時間」、変形労働設定の「基準時間」
「スケジュール時間」は、以下の項目などに基準値として採用されています。
- ホーム画面「設定」内[雇用区分設定]>「日の時間外集計」カテゴリ >「残業開始時間」>
「スケジュール時間を超過した勤務については、残業としてカウントする」
- ホーム画面「設定」内[雇用区分設定]>「働き方」カテゴリ >「労働時間」にて
「変形労働時間制」を選択 >[変形労働設定]>「週単位」カテゴリまたは「月単位」カテゴリ >「基準時間」> 「スケジュール時間を超過した勤務については、残業としてカウントする」

予実機能
スケジュール時間は、「予実機能 」利用時の「予定」に該当します。
出力項目
スケジュール時間は、以下の出力項目に利用されます。
- 労働予定時間
- 労働時間予実差異
これらの項目は、以下のメニューにて利用可能です。
- [エクスポート / インポート]>データ出力(エクスポート)項目内[日別データ[CSV]]の[出力レイアウト作成]
- [エクスポート / インポート]>データ出力(エクスポート)項目内[タイムカード[PDF]]の[出力レイアウト作成]
「年単位の変形労働制」設定時のアラート機能
スケジュール時間は、「年単位の変形労働制 」を設定しているときのアラート機能の中の「スケジュール不適合の従業員一覧」に利用されます。
法令に適合していないスケジュールや、指定した月の基準を満たしていないスケジュールが登録されるとアラート表示されますが、こちらはスケジュール時間をもとに計算されます。
簡単にスケジュール時間を確認したい場合
スケジュール時間は、「予実機能」利用時の「予定」に該当します。
こちら を参考に「予実機能」をオンにして、予定時間(=スケジュール時間)を確認してください。