勤怠

0692|【勤怠】月の集計の詳細確認方法(タイムカード)

タイムカード画面に表示されている[月の集計確認]ボタンをクリックすると、月別データの時間集計の計算手順を確認できます。
※このボタンはadmin全権管理者および全権管理者だけに表示されます。

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これによって、変形労働や割増残業、月別データの丸めを設定している場合に、これらの設定がどのように適用されているかを確認することができます。


月の集計表示例

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注意点
「タイムカード(カスタム)」画面には[月の集計確認]は表示されません。通常の「タイムカード」画面にてご確認ください。


月の集計の確認方法

1.日別の集計欄には累計が表示されます


「月の集計」画面の各日に表示される集計欄には、その日だけの集計時間ではなく、その日までの累計の集計時間が表示されます。

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2.週の集計 適用前 / 適用後


「週の集計 適用前 / 適用後」欄(黄色の行)は、対象者の雇用区分に「週の法定労働時間」が設定されている場合、または、対象者の雇用区分に「変形労働」かつ「週単位」が設定されている場合に表示されます。

この欄には「週の法定労働時間」または「週単位の変形労働」の、適用前後の集計値が表示されます。

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3.月の集計 適用前 / 適用後


「月の集計 適用前 / 適用後」欄(画面最下部の緑色の行)は、対象者の雇用区分に「変形労働」かつ「月単位」もしくは「年単位」が設定されている場合に表示されます。年単位の変形労働の場合は、「労働基準時間」は非表示になります。

この欄には「月単位の変形労働」または「年単位の変形労働」の、適用前後の集計値が表示されます。

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4.割増残業適用後


「割増残業適用後」欄(画面最下部の緑色の行)と、集計項目「割増残業」「割増深夜残業」「割増残業2」「割増深夜残業2」は、「割増残業集計機能」が設定されている場合に表示されます。

この欄には、割増残業の適用後の集計値が表示されます。

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5.丸め適用後


「丸め適用後」欄(画面最下部の緑色の行)は、内部設定で以下のうち1つ以上の機能が「使用する」になっている場合に表示されます。

この欄には、対象者の雇用区分で月別データの丸め単位が設定されている場合に、丸め設定を適用した後の集計値が表示されます。

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注意点
・労働時間は1分単位で計算するのが原則です。丸めを設定する際は、労働基準法や貴社の就業規則を
 ご確認ください。
 
・丸め単位を設定するには、サポートデスクへ各種丸め機能の追加をご依頼のうえ、雇用区分設定の、
 拡張機能カテゴリまたはスケジュールカテゴリの[詳細]にて設定してください。


月の集計の表示例

月の集計の表示方法を、例をあげて説明します。

設定例


「割増残業」と「月別データの丸め単位」を同時に設定している場合の表示例です。

割増残業の設定内容

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月別データの丸め単位の設定内容

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計算手順の表示


「割増残業」と「月別データの丸め」が設定されている場合、「割増残業」から先に適用されます。


①「割増残業」の適用

残業時間+深夜残業時間+法定外休日残業時間+法定外休日深夜残業時間の値が45時間を超えると、超過した時間数が「割増残業適用後」行の「割増残業」「割増深夜残業」欄に計上されるようになります。

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更に詳しく説明します。
この例では、3月29日までで、残業時間は38時間34分深夜残業時間は4時間35分となっています。

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これらの合算は、43時間9分です。


「割増し開始時間」は45時間なので、割増残業が計上されるまであと1時間51分です。
また、「割増し優先順位:深夜残業(法定外休日深夜)から優先的に割増残業時間に計上する」と設定しているので、割増残業には深夜残業時間から優先的に計上されます。

3月30日から割増残業時間への計上が始まります。
この日の集計は、残業時間が4時間9分、深夜残業時間が1時間50分です。

割増残業に計上される優先順位は深夜残業時間からなので、ここでは残業時間から残りの1時間51分に充当されます。
残業時間4時間9分のうち、1時間51分が通常の残業時間、残りの2時間18分が割増残業として計上されます。
よって、残業時間1時間51分、割増残業2時間18分、割増深夜残業時間1時間50分となります。


3月31日以降の「残業時間」「深夜残業時間」は、すべて「割増残業時間」「割増深夜残業時間」に計上されます。


②「月別データの丸め単位」の適用

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「割増残業適用後」欄の集計値に対して、月別データの丸め単位が適用されます。
「特60(1~29分までは切り捨て、30~59は切り上げ)」が適用され、「丸め適用後」欄には以下の集計値が表示されます。

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