勤怠
0863|【勤怠】同日中に複数拠点で勤務した際の、拠点ごとの労働時間集計方法(移動集計機能)
「移動集計機能」を利用することで、1人の従業員が1日のうちに複数の拠点で勤務した際の、拠点ごとの労働時間を集計、表示できます。
なお、本システムでは、1人の従業員が1日のうちに複数の拠点で勤務することを「移動勤怠」と呼びます。
注意点
・本機能を利用するには、サポートデスクへ「移動集計機能」・「移動集計予定機能」の追加をご依頼くだ
さい。
・本機能の追加前に、1日のうちに複数の拠点で勤務したデータが存在する場合は、「勤怠データ再計算
」をおこなうと拠点ごとの労働時間が確認可能になります。
目次
拠点ごとの労働時間の確認方法
従業員が以下のように拠点を移動しながら打刻をおこなったという想定で説明します。
- 9:00 本社で出勤打刻
- 12:00 本社で退勤(または「休憩開始」「外出開始」などの)打刻
- 13:00 大阪本社で出勤(または「休憩終了」「外出終了」などの)打刻
- 18:00 大阪本社で退勤打刻
補足
「外出打刻」を使用する場合
上記の例のような出勤 / 退勤打刻ではなく、外出開始 / 外出終了打刻を行った場合、移動時間も労働時間として加算されます。
※外出打刻の詳細はこちら
「日別データ」画面
1.ホーム画面「よく使うメニュー」>[日別データ]で、以下のように表示条件(①)の指定をして[表示](➁)をクリックします。
- 従業員:「全ての所属」または、勤務した各拠点(所属)を複数選択
- オプション:「移動勤怠」にチェック
2.拠点(所属)ごとの労働時間が分かれて表示されます。
※「表示条件の指定」で1ヶ所の所属を選択している場合は、労働時間の合計値だけが表示されます。
「タイムカード」画面
1.ホーム画面「よく使うメニュー」>[日別データ]>[
タイムカード]をクリックします。
2.表示条件でオプション:「移動勤怠」にチェックを入れ、[表示]をクリックします。
3.拠点(所属)ごとの労働時間が分かれて表示されます。
日別データ出力・タイムカード出力
1.ホーム画面「よく使うメニュー」>[エクスポート/インポート]>「データ出力(エクスポート)」カテゴリ内で、以下の出力メニューをクリックします。
- [日別データ[CSV]]
- [タイムカード[PDF]]
2.出力オプション:「移動勤怠の勤務先で出力」にチェックを入れ、データ出力します。
補足
変形労働を設定している場合、タイムカード出力時、「データ出力確認」画面で「変形労働の適用」のチェックボックスが表示されます。変形労働を適用した集計を確認されたい場合は「変形労働の適用」にチェックを入れ、[データ出力]をクリックしてください。
3.拠点(所属)ごとの労働時間を確認できます。
日別データ出力
拠点(所属)ごとに行が分かれて出力されます。
※どの拠点(所属)の労働時間なのかを確認するため、出力レイアウトに「所属コード(出力オプション)」「 所属名(出力オプション)」もしくは「出勤先所属コード」「出勤先所属名」を追加することをおすすめします。
タイムカード出力
拠点(所属)ごとにPDFファイルが分かれて出力されます。
「月別データ」画面・データ出力
「月別データ」画面や月別データ出力時では、「移動勤怠」の集計は確認できません。ただし、「従業員の勤務先で表示」のチェックボックスを使用すると、拠点(所属)ごとに月の集計値を確認できます。詳しくは、こちらをご参照ください。
移動勤怠合計値の計算方法
移動勤怠時の労働時間の計算方法は、以下の項目で2通りに設定可能です。
設定の[従業員]>[雇用区分設定]>対象雇用区分の[編集]>「移動勤怠」カテゴリ内「移動勤怠合計値の計算方法」
- 移動勤怠の合算より計上する
- 通し勤怠を独自に計算する
移動集計機能利用時の休憩時間の扱いについて
移動集計機能を利用している環境では、休憩開始打刻と休憩終了打刻の所属が異なる場合の休憩時間の計上方法に注意が必要です。
- 「移動勤怠の合算より計上する」場合
-
移動勤怠単位での合算のため、休憩時間が計上されません
- 「通し勤怠を独自に計算する」場合
-
1日を通しての勤怠として計算するため、休憩時間が計上されます
※「独自の計算を行う」設定では、移動をおこなわない場合と同じ計算方法となるため、既存の合算方式とは異なる結果となる可能性があります。
【補足】移動勤怠スケジュール
「勤務データ編集」画面から、勤務先ごとの出勤 / 退勤予定時間(移動勤怠スケジュール)を設定できます。
移動勤怠スケジュールを設定すると、勤務先ごとの遅刻・早退を計上できます。