勤怠
1426|【勤怠】月ごとに働くべき基準時間の目安をタイムカードに表示する方法
タイムカード画面や月別データ画面に月ごとの労働基準時間を表示し、かつ残業計算には影響しないように設定できます。
【注意】
本記事の設定をおこなった場合、日別に集計された残業時間(日に8時間超過など)は引き続き計算可能ですが、週別に集計された残業時間(週に40時間超過など)は計算されなくなります。
本記事の設定には変形労働設定機能を利用しますが、雇用区分設定にて変形労働設定画面を入力して登録すると、週の時間外集計カテゴリ内の「週の法定労働時間」の設定が自動的に外れ、未設定の状態になるためです。変形労働設定機能と「週の法定労働時間」項目とは同時に設定できません。
【手順1】オプション
事前に変形労働設定機能がオンになっていることが前提です。
1.ホーム画面「設定」内[その他]>[オプション]をクリックします。
2.「勤怠管理設定」カテゴリの「変形労働設定機能」で「使用する」を選択します。

3.その下の「労働基準時間の表示」にもチェックが入っていることを確認します。

この項目にチェックを入れると、月別データ画面に「基準時間」表示欄が表示されます。

4.[登録]をクリックします。

【手順2】雇用区分設定
雇用区分設定にて、月ごとの基準時間を設定します。
1.ホーム画面「設定」内[従業員]>[雇用区分設定]> 対象区分の[編集]をクリックします。
2.「働き方」カテゴリの「労働時間」で、「変形労働時間制」を選択します。

3.「手動設定(フレックスその他)」(①)を選択し、[変形労働設定](②)をクリックします。

4.変形労働設定画面が表示されます。「共通」カテゴリ内「利用単位」にて「基準時間のみ利用する」にチェックをつけます。

5.「月単位」カテゴリ内「基準時間」に、基準となる時間を入力します。

6.月ごとに基準時間が異なる場合は、「月別基準時間」の[月別基準時間設定]をクリックします。

7.各月の基準時間を入力し、[登録]をクリックします。
※月別基準時間が設定されている月は月別基準時間が適用されます。月別基準時間が設定されていない月は、前述の「5.」で入力した基準時間が適用されます。

8.変形労働設定画面が表示されますので[登録]をクリックします。雇用区分登録画面が表示されますので、再度[登録]をクリックします。
注意点
- 月別基準時間の登録は毎年必要です。年度末に、翌年度の設定をお忘れなきようご注意ください。
基準時間の確認方法
設定した基準時間は以下の画面で確認できます。
月別データ画面

タイムカード画面

データ出力
ホーム画面「よく使うメニュー」内[エクスポートインポート]>「データ出力(エクスポート)」カテゴリ内の、「月別データ[CSV]」または「タイムカード[PDF]」の出力レイアウトに、「労働基準時間(月単位)を追加することで、月ごとに設定した基準時間を出力できます。

【補足】
レイアウトの作成方法やデータ出力方法の詳細は、それぞれ以下の記事をご参照ください。
・月別データ[CSV]の出力方法 ※給与ソフト取込用
・タイムカード[PDF]の出力レイアウト変更方法
・タイムカード[PDF]の一括出力方法