給与計算

1875|【給与計算】10進法または60進法、計算方法の切り替えはできますか?

回答


勤怠項目(単位:時間)を使用した計算において、10進法と60進法の切り替えは対応しておりません。
通常の場合(*)は、計算は60進法でおこないます。
*支給項目の「項目種別」が「計算」かつ「カスタム計算式:利用する」にチェック無しの項目の計算


計算方法について


60進法での計算は、時間を『分単位』に変換した後、単価等を乗じて計算し、最後に60分で除する形となります。

以下に具体的な例を挙げてご説明します。

「基本給(時給)」の計算

・時給単価 : 1,200円
・実働時間 : 82時間25分

1.実働時間を分単位に変換する
  ( 82時間 × 60分 )+ 25分 = 4920分 + 25分 = 4945分

2.「1.」の結果に時給単価を乗じる
  4945分 × 1,200円 = 5,934,000円

3.「2.」の結果を60で除する
  5,934,000円 ÷ 60 = 98,900円

(月給者)遅刻控除の計算

・控除時給単価 : 1,300円
・遅刻時間   : 23分
・端数処理   : 切り捨て

1.遅刻時間に控除時給単価を乗じる
  23分 × 1,300円 = 29,900円

2.「1.」の結果を60で除する
  29,900円 ÷ 60 = 498.33333…

3.「2.」の結果に-1を乗じる
  498.33333… × -1 = -498.33333… 端数処理結果 -498円
  ※「全般」>「支給/控除金額がマイナスの場合の切り上げ/切り捨て処理設定」の設定により、結果が「-499円」となる場合が
   あります。

【補足】カスタム計算式の場合

カスタム計算式では、勤怠項目(単位:時間)を使用する場合、60進法から10進法に変換されます。

4時間16分
  ↓
( 4時間 × 60分 + 16分 )÷ 60 = 4.266666666666667 ≒ 4.2667
※小数第5位を四捨五入し、結果として小数点以下4桁を保持します

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