勤怠
0913|【勤怠】「人件費概算出力機能」単価割増率(残業時給、休日日給など)の設定方法 / 適用方法
「人件費概算機能」を利用して従業員ごとの単価を登録する際の補助機能として、残業時給や深夜時給、休日日給などに対する「割増率」を設定できます。「割増率」設定後に各従業員の基本単価(所定、平日日給)を設定すれば、「割増率」に基づいてその他の単価(残業時給や法定休日日給など)が自動計算されます。
「割増率」は雇用区分ごとに登録できます。本記事では、「割増率」の設定方法と、「割増率」を適用して従業員ごとの単価を設定する方法を解説します。管理画面からの手動登録、またはインポートによる登録が可能です。
ポイント:一括インポートでの登録も可能です
雇用区分ごとの割増率や、従業員ごとの基本単価を一括インポートできます。
詳細は下記関連記事をご参照ください。
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前提
設定の[その他]>[オプション]をクリックします。

勤怠管理設定カテゴリの「人件費概算出力機能」にて「使用する」が選択されていることが前提です。

割増率の設定方法
雇用区分ごとに割増率を登録する手順を解説します。
1.設定の[従業員]>[雇用区分設定]をクリックします。

2.対象雇用区分の[単価]>[単価割増率設定]タブをクリックします。

3.単価割増率設定画面が表示されます。
日給計算の場合は「平日日給」、時給計算の場合は「所定」が基本単価となります。
基本単価項目以外の項目に対して割増率を入力します。

日給単価割増率
各項目に対し、平日日給を1.00倍として考えた場合の割増率を入力します。
※「平日日給」は基本単価となるため、割増率を入力できません。

入力例
・法定休日日給:1.35
・法定外休日日給:1.25
上記のように割増率を設定した場合、平日日給10,000円の単価登録をすると、
法定休日日給:13,500円、法定外休日日給:12,500円と計算されます。
時給単価割増率
各項目に対し、所定を1.00倍として考えた場合の割増率を入力します。
※「所定」は基本単価となるため、割増率を入力できません。

入力例
・所定外:1.00
・残業:1.25
・深夜残業:1.50
上記のように割増率を設定した場合、所定1,000円の単価登録をすると、
所定外:1,000円、残業:1,250円、深夜残業:1,500円と計算されます。
4.[登録]をクリックします。
※[登録]をクリックしなければ、設定内容が保存されませんのでご注意ください。

割増率の適用方法(従業員ごとの基本単価設定)
本記事の「割増率の設定方法」で設定した割増率を適用して、単価を自動計算する方法を解説します。従業員ごとに基本単価を入力し、[日給単価割増設定]または[時給単価割増設定]をクリックすることで、割増率に基づいた単価が自動計算されます。
※この操作の前に、必ず雇用区分ごとの「割増率」を登録してください。
1.設定の[従業員]>[従業員設定]をクリックします。

2.対象者従業員の[その他(≡)](①)>[単価](➁)をクリックします。

3.基本単価となる日給単価「平日日給」、または時給単価「所定」を入力します。

4.画面右側の[日給単価割増設定]または[時給単価割増設定]をクリックします。
クリックすることで割増率に基づき、各項目の単価が自動入力されます。

5.[登録]をクリックします。
補足:端数の計算方法
割増率に基づいて計算した結果、単価に端数が発生する場合は、小数第1位を四捨五入して適用されます。
※ドル表示のときは小数点第三位を四捨五入します。