従業員向けスタートガイド
S1135|「年末調整」質問9 扶養親族 入力方法
※士業用顧問先に、「オフィスステーション 年末調整」のアカウント発行が必要。
「質問9 扶養親族」について、入力方法を説明します。
扶養親族についての入力
[変更あり]をクリックすると、「配偶者以外で扶養している親族(子など)はいますか?」と表示されます。
注意点
あなた以外の他の家族が扶養している、または16歳未満の扶養親族がいる場合は、「はい」を選択してください。
今年のうちに扶養している親族が亡くなられている場合、「はい」を選択し、生前の状況をもとに回答をおこなってください。
- 配偶者以外に扶養している親族がいる場合
-
「はい」を選択し、「扶養親族情報の入力」へお進みください。
※今年に扶養親族が亡くなられた場合でも、「はい」を選択し、生前の状況をもとに入力してください。
- 配偶者以外に扶養している親族がいない場合
-
「いいえ」を選択し、[保存して次へ]をクリックします。
続いて「質問10 生命保険料控除」へお進みください。
扶養親族情報の入力
「配偶者以外で扶養している親族(子など)はいますか?」に「はい」を選択した場合、扶養親族情報の入力欄が表示されます。
ポイント
扶養親族情報が入力されていない、かつ、管理者側で扶養親族情報が登録されている場合、「扶養親族の選択」画面が表示されます。[選択]をクリックすると、従業員台帳に登録されている扶養親族情報を引用します。※対象の扶養親族が表示されていない場合は、[新規追加]をクリックして手入力してください。
「扶養に入るのはどの年ですか?」「今年はどなたが扶養しますか?」「来年はどなたが扶養しますか?」に扶養親族が扶養に入る年と、扶養親族を扶養する人を選択します。
- 従業員ご自身の扶養に入る場合
-
「あなた」を選択し、「扶養親族の基本情報」へお進みください。
- 他の家族が扶養している場合
-
「あなた以外の他の所得者」を選択します。
「他の所得者氏名」「あなたから見た他の所得者の続柄」「他の所得者の同居/別居」を入力および選択します。
「他の所得者の同居/別居」に「別居」を選択した場合は、他の所得者の住所を入力します。
注意点
「質問1 年末調整」で、「今年、当社で年末調整をおこないますか?」 に「いいえ」を選択している場合は、「扶養に入るのはどの年ですか?」に「来年のみ対象」のみ選択でき、「来年はどなたが扶養しますか?」が表示されます。
扶養親族の基本情報
ポイント
管理者側で扶養親族情報が登録されている場合、[扶養親族の選択]をクリックし、対象の扶養親族を選択すると、データを引用することができます。
※扶養親族情報を削除した場合、「扶養親族の選択」から復元できます。
「扶養親族氏名」「扶養親族氏名(カナ)」「あなたから見た続柄」「扶養親族の生年月日」を入力します。
※「扶養親族の生年月日」を入力すると「年齢」は自動計算されます。
注意点
あなたから見た続柄が、「義理の母」「義理の父」の場合、「母」または「父」を選択してください。
また、管理者側の設定により、扶養親族情報の続柄項目から続柄詳細の選択ができます。
今年扶養親族が亡くなられた場合、「今年扶養親族が亡くなった」にチェックを入れ、「扶養親族の死亡年月日」を入力します。
注意点
「質問1 年末調整」で、「今年、当社で年末調整をおこないますか?」に「いいえ」を選択している場合は表示されません。
扶養親族の収入
注意点
基本情報の「扶養に入るのはどの年ですか?」の回答によって、表示される項目が異なります。
・「今年・来年共に対象」 → ①~③の項目が表示されます
・「今年のみ対象」 → ①の項目が表示されます
・「来年のみ対象」 → ③の項目が表示されます
①「今年の扶養親族の収入」
該当する項目を選択します。詳細は下表をご参照ください。
| 項目名 | 説明 |
| 収入なし | 今年の収入がない場合に選択します。 →②「来年の扶養親族の収入」へ進みます。 |
| 給与収入のみ | 給与の収入のみがある場合に選択し、「今年の扶養親族の年収の見込み額」を入力します。 ※収入額を入力すると「今年の扶養親族の年間所得の見込み額」が自動計算されます。 →②「来年の扶養親族の収入」へ進みます。 |
| 公的年金収入のみ | 公的年金による収入のみがある場合に選択し、「今年の扶養親族の年収の見込み額」を入力します。 ※収入額を入力すると「今年の扶養親族の年間所得の見込み額」が自動計算されます。 →②「来年の扶養親族の収入」へ進みます。 |
| その他 | 給与と公的年金による収入がある、または退職所得などその他の所得がある場合に選択します。 →「今年の扶養親族は退職所得がありますか?」へ進みます。 |
注意点
「公的年金収入」について
以下のいずれかに該当する場合、公的年金収入を登録した際に下図が表示されます。
・今年の扶養親族の収入が「公的年金収入のみ」かつ、扶養親族の今年の年齢が、60歳未満の場合
・来年の扶養親族の収入が「公的年金収入のみ」かつ、扶養親族の来年の年齢が、60歳未満の場合
今年の扶養親族は退職所得がありますか?
「今年の扶養親族の収入」に「その他」を選択した場合、以下の質問が表示されます。
- 今年、退職所得がある場合
-
「はい」を選択し、「今年の扶養親族の退職所得」「退職所得を除く今年の扶養親族の年間所得の見込み額」を入力します。
※その他の所得についての入力方法は、以下の関連記事の「その他の所得がある場合」をご参照ください。
注意点
「今年はどなたが扶養しますか?」に「あなた以外の他の所得者」を選択した場合は、「今年の扶養親族の年間所得の見込み額」が表示されます。関連記事
- 来年、退職所得がない場合
-
「いいえ」を選択し、「今年の扶養親族の年間所得の見込み額」を入力します。
入力後、 「扶養親族のその他の情報」へお進みください。
注意点
「(退職所得を除く)今年の扶養親族の年間所得の見込み額」には、合算した所得金額を入力してください。
補足
[入力サポート]をクリックすると、回答の補助となる質問が表示されます。
質問に答えて内容を反映すると、自動的に回答が入力されます。
②「来年の扶養親族の収入」
来年の収入が今年と同じ場合、「今年と同じ見込み」を選択し、「扶養親族のその他の情報」へお進みください。
来年の収入が今年と異なる場合、「今年と異なる見込み」を選択し、③へお進みください。
③「来年の扶養親族の収入」(今年と異なる見込み)
該当する項目を選択します。詳細は下表をご参照ください。
| 項目名 | 説明 |
| 収入なし | 来年の収入がない場合に選択します。 →「扶養親族のその他の情報」へ進みます。 |
| 給与収入のみ | 来年に給与の収入のみがある場合に選択し、「来年の扶養親族の年収の見込み額」を入力します。 ※収入額を入力すると「来年の扶養親族の年間所得の見込み額」が自動計算されます。 →「扶養親族のその他の情報」へ進みます。 |
| 公的年金収入のみ | 来年に公的年金による収入のみがある場合に選択し、「来年の扶養親族の年収の見込み額」を入力します。 ※収入額を入力すると「来年の扶養親族の年間所得の見込み額」が自動計算されます。 →「扶養親族のその他の情報」へ進みます。 |
| その他 | 来年に給与と公的年金による収入がある、または退職所得などその他の所得がある場合に選択します。 →「来年の扶養親族は退職所得がありますか?」へ進みます。 |
来年の扶養親族は退職所得がありますか?
「来年の扶養親族の収入」(今年と異なる見込み)に「その他」を選択した場合、以下の質問が表示されます。
- 来年、退職所得がある場合
-
「はい」を選択し、「来年の扶養親族の退職所得」「退職所得を除く来年の扶養親族の年間所得の見込み額」を入力します。
※その他の所得についての入力方法は、以下の関連記事の「その他の所得がある場合」をご参照ください。
注意点
「来年はどなたが扶養しますか?」に「あなた以外の他の所得者」を選択した場合は、「来年の扶養親族の年間所得の見込み額」が表示されます。関連記事
- 来年、退職所得がない場合
-
「いいえ」を選択し、「来年の扶養親族の年間所得の見込み額」を入力します。
入力後、 「扶養親族のその他の情報」へお進みください。
注意点
「(退職所得を除く)来年の扶養親族の年間所得の見込み額」には、合算した所得金額を入力してください。
扶養親族のその他の情報
扶養親族の住所・住居
該当する項目を選択します。詳細は下表をご参照ください。
| 項目 | 説明 |
| 同居 | 従業員ご自身と扶養親族が、同居の場合に選択します。 →「扶養親族に障がいはありますか?」へ進みます。 |
| 別居(国内) | 従業員ご自身と扶養親族が、別居で国内に居住の場合に選択します。 →「「別居(国内)」または「海外に居住」を選択した場合」へ進みます。 |
| 海外に居住 | 従業員ご自身と扶養親族が、別居で海外に居住の場合に選択します。 →「「別居(国内)」または「海外に居住」を選択した場合」へ進みます。 |
をクリックすると詳細が表示されます
「別居(国内)」または「海外に居住」を選択した場合
「扶養親族の住所・住居」に「別居(国内)」または「海外に居住」を選択した場合、以下の質問が表示されます。画面に沿って入力します。
あなたの配偶者とは同居していますか?
扶養親族と配偶者が同居している場合、チェックを入れ、扶養親族の住所を入力します。
扶養親族が配偶者とも同居していない場合は、扶養親族の住所のみを入力します。
※「質問7 配偶者」の「結婚していますか?」に「いいえ」または「事実婚(住民票に記載あり)」を回答して
いる場合は、チェック不要です。

・「別居(国内)」を選択した場合
扶養親族の住所を入力後、「扶養親族に障がいはありますか?」へお進みください。

・「海外に居住」を選択した場合
扶養親族の住所を入力後、「扶養親族は留学生ですか?」へお進みください。

扶養親族は留学生ですか?
注意点
扶養親族の年齢が「30歳以上~70歳未満」の場合に、「扶養親族は留学生ですか?」が表示されます。
※「扶養に入るのはどの年ですか?」に「今年・来年共に対象」「来年のみ対象」を選択した場合
は、扶養親族の年齢+1歳での判定となります。
いずれかを選択し、「今年の(来年の)扶養親族への送金額」に入力します。
※「今年の扶養親族への送金額」および「来年の扶養親族への送金額」を0円で入力した場合、「1以上である
必要があります。」とエラーが表示されます。
入力後、「扶養親族に障がいはありますか?」へお進みください。

注意点
「今年は(来年は)どなたが扶養しますか?」に「あなた以外の他の所得者」を選択した場合は、「今年の(来年の)扶養親族への送金額」は表示されません。
扶養親族に障がいはありますか?
- 扶養親族に障がいがある場合
-
「はい」を選択し、障害者手帳の情報を入力します。
※障がいがある場合の入力方法は、こちらをご確認ください。
入力が完了したら、[保存して次へ]をクリックします。
追加で扶養親族を登録する場合は、[扶養親族を追加]をクリックし、続けて扶養親族情報を入力します。
ポイント
「手帳の種類」に「精神障害者保健福祉手帳」を選択すると、「手帳の交付年月日」が必須項目へ切り替わります。
注意点
「精神障害者保健福祉手帳」を選択した場合
「手帳の交付年月日」を入力後、[保存して次へ]をクリックすると、以下の確認ウィンドウが表示されます。
- 扶養親族に障がいがない場合
-
「いいえ」を選択し、[保存して次へ]をクリックします。
追加で扶養親族を登録する場合は、[扶養親族を追加]をクリックし、続けて扶養親族情報を入力します。
※扶養親族情報は、最大12件まで登録できます。
注意点
「障害者区分」が「特別障害者」かつ、「扶養親族の住所・住居」が「別居(国内)」もしくは「海外に居住」の場合、「扶養親族は、あなた以外の親族 (あなたと日常生活で使うお金を共にする親族に限る) と同居していますか?」と表示されます。「はい」を選択すると、「障害者区分」が「同居特別障害者」に変更されます。
以上で「質問9 扶養親族」の回答は完了です。続いて「質問10 生命保険料控除」へお進みください。
ポイント
扶養控除に該当するかどうか、該当する場合の控除額については、提出前の「入力内容確認」画面で確認することができます。