勤怠

1786|【勤怠】出退勤のペアが揃っているのに「打刻エラー」になる原因と対処方法

出退勤のペアが揃っているのに「打刻エラー」になる原因と対処方法をご説明します。

全日休暇に対する打刻

全日休暇の取得日(公休、有休など)に打刻するとエラー勤務になり、休暇日数も労働時間も計上されません。


対処方法

全日休暇ではなく、半休や時間休を取得してください。詳細はこちらの記事をご参照ください。

みなし勤務パターンに対する打刻

「直行パターン」を割り当てた日は、パターンに設定された出勤予定をみなし出勤打刻として扱います。この日に出勤打刻があると、「出勤打刻が連続している」と判定されエラー勤務になります。

同様に、「直帰パターン」を割り当てた日に退勤打刻があるとエラー勤務になります。「直行直帰パターン」を割り当てた日に出勤打刻や退勤打刻があるとエラー勤務になります。


対処方法

みなし打刻を採用する場合は、重複する打刻データを削除してください。実際の打刻データに基づいて集計したい場合は、対象日のパターンを通常勤務パターンに変更してください。

補足
打刻データを残したい場合
集計値はみなし打刻を採用するが、実状を把握したい目的から打刻記録を残したい場合には、以下の設定が有効です。

ホーム画面「設定」内[従業員]>[雇用区分設定]> 対象雇用区分の[編集]>「拡張機能」カテゴリ「みなし勤務時のエラー勤務判定」:エラー勤務判定をしない >[登録]

上記はあくまでも「みなし打刻」と「実際の打刻」の重複をエラーとしない設定であり、集計にはみなし打刻が利用されます。

遅刻または早退のみの勤怠

該当日に遅刻時間または早退時間だけが計上されており、労働時間が計上されていない場合はエラー勤務になります。ケースごとにご説明します。

【ケース1】労働時間以上の休憩を設定している


遅刻や早退などで労働時間が極端に短くなっている日に、労働時間以上の休憩予定時間が設定されていると、労働時間がすべて休憩時間になってしまいます。このような日は遅刻または早退のみの勤怠となるため、エラー勤務になります。


エラーとなる例

・出勤予定 9:00 / 退勤予定 18:00
・休憩予定時間 60分
・出勤打刻 9:00
・退勤打刻 9:30

→ 労働時間は本来30分ですが、休憩予定時間が60分となっているためすべて休憩時間になってしまいます。
早退時間:7時間30分、労働合計:0時間となり、早退のみの勤怠となるため、エラー勤務になります。


タイムカード画面

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勤務データ編集画面

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ポイント
スケジュールの「休憩予定時間」で休憩を設定した場合、休憩を取得する時間帯を指定できません。
また、極端に勤務時間が短い日にも、一律で休憩時間が適用されてしまいます。これに起因するエラーが頻発するようでしたら、他の休憩取得方法への変更もご検討ください。
参考記事:休憩取得のための事前設定


対処方法

該当日の勤務データ編集画面を開き、「自動休憩無効」にて「全ての自動休憩」を選択してください。休憩の取得が解除され、労働時間が正しく計上されるようになります。

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【ケース2】出勤予定前 / 退勤予定後に出退勤打刻している


出勤予定前 / 退勤打刻後に出退勤打刻し、スケジュール外の勤務時間が制御されている場合は、早退または遅刻のみの集計となり、エラー勤務になります。


エラーとなる例

・出勤予定 9:00 / 退勤予定 18:00
・出勤打刻 8:00
・退勤打刻 8:30
・出勤予定前の労働時間の取り扱い [早出]:勤怠時間として扱わない

→ 早退時間:8時間、労働合計:0時間となり、早退のみの勤怠となるため、エラー勤務になります。

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補足
「出勤予定前の労働時間の取り扱い [早出]」は、ホーム画面「設定」内[従業員]>[雇用区分設定]で設定します。


対処方法

当日のスケジュールが誤っている場合は、正しいスケジュールに変更してください。スケジュールが正しい場合は、時間外勤務申請をしてください。

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