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S1172|「年末調整」令和5年に発行を受けた住宅控除申告書の入力方法

「令和2年以降に発行を受けた住宅控除申告書」と、「令和4年に住宅ローン控除の初年度の確定申告をおこない、令和5年に住宅控除申告書を受け取られた場合の住宅控除申告書」のフォーマットが一部異なります。
令和5年に住宅控除申告書を受け取られた場合の入力方法をご説明します。

1.住宅ローン情報の入力

①住宅控除申告書からの入力(前半)

「令和2年以降に発行を受けた住宅控除申告書」を選択します。

令和5年に発行を受けた住宅控除申告書の入力方法1



「控除額の特例」「取得区分」を住宅控除申告書どおりに入力し、「新築又は購入に該当」や「増改築等に該当」に該当する場合はチェックをします。

令和5年に発行を受けた住宅控除申告書の入力方法2


新築又は購入に該当する場合

「居住開始年月日(イ)」~「土地等の連帯責務割合(ト)」については、画面に対応する申告書の(イ)~(ト)欄の値を入力します。

令和5年に発行を受けた住宅控除申告書の入力方法3


増改築等に該当する場合

各項目を入力します。

  • 居住開始年月日 (チ)     : 申告書の㋠欄の値を入力します。
  • 増改築等の費用の額 (リ)   : 申告書の㋷欄の値を入力します。
  • 特定増改築等の費用の額 (ヌ) : 入力は不要です(申告書に該当する欄はありません)。
  • 増改築等の居住用割合 (ル)  : 申告書の㋦欄の値を入力します。
  • 増改築等の連帯債務割合 (ヲ) : 申告書の㋸欄の値を入力します。記載がない場合は入力は不要です。
  • 特定増改築等の年末残高 (7) の最高額 (最高〇〇〇〇万円) の「〇〇〇〇」の部分 : 
                    入力は不要です(申告書に該当する欄はありません)。
令和5年に発行を受けた住宅控除申告書の入力方法4


②年末残高証明書からの入力

「年末残高証明書」からの入力については、下記関連記事をご参照ください。


③住宅控除申告書からの入力(後半)

各項目を入力します。

  • 住宅借入金等の年末残高等 (5) の最高額 (最高〇〇〇〇万円) の部分
      [記載位置]をクリックし申告書の該当箇所の値を選択します。
  • 住宅借入金等特別控除額 (8) の率 ( (5) × 〇% ) の部分
      住宅借入金等特別控除額⑥欄の(⑤ × 〇%)の〇%の部分の値を選択します。
  • 住宅ローン控除を受けられる所得の上限額 (年間所得の見積額 欄に記載されている) の部分
      [記載位置]をクリックし申告書の該当箇所の値を選択します。
  • 特例控除 (11年目 ~ 13年目) における控除限度額 (ワ)
      入力は不要です(申告書に該当する欄はありません)。
令和5年に発行を受けた住宅控除申告書の入力方法5


2.申告書への転記

目次1で入力した内容から「STEP2:申告書への転記(任意)」の各項目は自動計算されます。
勤務先の指示があり申告書に転記する場合は、以下のとおり転記してください。特に指示がなければ、Webで申告する場合は申告書への記入は必要ありません。 

  • 新築、購入及び増改築等に係る借入金等の年末残高 (1)~住宅借入金等の年末残高等 (5) :
      画面のとおり記入してください。
  • 特定増改築等の費用の額 (6)、特定増改築等の費用の額に係る住宅借入金等の年末残高等 (7) :
      申告書に記載欄がありません。記入は不要です。
  • (特定増改築等) 住宅借入金等特別控除額 (8) :
      申告書の「住宅借入金等特別控除額⑥」に、記入してください。
令和5年に発行を受けた住宅控除申告書の入力方法6


入力、転記が完了したら、[保存して次へ]をクリックします。「質問14 住宅ローン控除」の回答は完了です。