勤怠
1187|【勤怠】「1ヶ月単位のフレックスタイム」設定方法(推奨設定)
簡単な操作で、1ヶ月単位のフレックス制の推奨設定を自動入力できます。
本マニュアルでは利用条件と設定方法、自動入力される推奨設定の内容をご説明します。
注意点
- 推奨設定の内容は変更できません。
任意の設定をおこないたい場合は、「手動設定(フレックスその他)」を選択して手動設定することをおすすめします。詳しくは下記関連記事をご参照ください。
1.利用条件
以下の条件を満たしている場合に限り、「1ヶ月単位のフレックス」の推奨設定を設定できます。
- 月別データ画面の表示オプションに「休日を法定・法定外休日で表示」が表示されている
ホーム画面「よく使うメニュー」内「月別データ」をクリックし、表示条件の指定欄を確認します。
「オプション」内に「休日を法定・法定外休日で表示」というチェックボックスがあることが利用条件です。

注意点
- 上記項目が表示されていない場合は推奨設定の自動入力機能を利用できません。
サポートデスクに「勤怠項目設定統一機能」の追加をご依頼ください。
2.「オプション」の設定
以下2点を設定して登録します。
ホーム画面「設定」内[その他]>[オプション]をクリックします。

- 変形労働設定機能
「勤怠管理設定」カテゴリ内の「変形労働設定機能」に「使用する」を選択します。

- 割増残業集計機能
「割増残業集計機能」で「1段階の割増し残業を使用する」または「2段階の割増し残業を使用する」のいずれかを選択します。「代替休暇対象」は代替休暇を運用する場合のみ設定してください(詳細はこちら)。

[登録]をクリックします。
3.雇用区分設定
1.ホーム画面「設定」内[従業員]>[雇用区分設定]をクリックします。

2.対象雇用区分の[編集]をクリックします。

3.「働き方」カテゴリ内「労働時間」に「変形労働時間制」(①)を選択します。
選択肢が表示されるので、「1ヶ月単位のフレックスタイム」(②)を選択します。
これによって雇用区分設定内に1ヶ月単位のフレックスタイムに関する推奨設定が自動入力されます。
※この選択肢が表示されない場合は、前述の「利用条件」と「「オプション」の設定」をご確認ください。

4.基本となる「基準時間」と「所定時間」を入力します。
①基準時間 : 基本の「基準時間」です。後述の[月別基準設定]にて「変形労働の基準時間」が入力されていな
い月には、こちらの値が適用されます。基準時間を超過した労働は「残業」として計上されます。
②所定時間 : 基本の「所定時間」です。後述の[月別基準設定]にて「所定労働時間」が入力されていない月に
は、こちらの値が適用されます。所定時間を超過した労働は「所定外」として計上されます。
※基準時間を超える時間は設定できません。

5.[月別基準設定]をクリックします。

6.月ごとの変形労働の所定労働時間と基準時間、当月清算する基準時間を入力します。

番号 | 項目名 | 説明 |
① | 所定労働時間 |
「日の契約労働時間✕月の所定日数」を入力します。
この時間を超過した労働は「所定外」として計上されます。 ※変形労働の基準時間を超える時間は設定できません。 |
② | 変形労働の基準時間 |
「その月の歴日数÷7✕40時間」を入力します。
この時間を超過した労働は「残業」として計上されます。 変形労働の基準時間が歴日数で固定となる場合、画面上部[前年度の基準時間をコピー]をクリックすると、前年度の月別基準時間設定をそのままコピーできます。 |
③ | 清算月数 | 残業清算する期間です。「1ヶ月」から変更できません。 |
④ | 労働時間の過不足の取扱い |
基準時間に対する不足分の労働をどのように処理するか設定します。
※本項目が未設定の場合は正しく集計できないことがあるため、必ず設定してください。 ・「当月で清算」 :当月で清算し、不足分の賃金を控除します。 ・「不足分を翌月で清算」:不足分を翌月の基準時間に加算します。 |
⑤ | 法定労働時間の総枠 |
※「労働時間の過不足の取扱い」を「不足分を翌月で清算」と設定した場合のみ、
必要な設定です。 「その月の歴日数÷7✕40時間」を設定します 。 この時間を超過した不足分は翌月清算されず、当月清算となります。 |
7.「月別基準時間設定」画面の[登録]>「雇用区分登録」画面の[登録]をクリックします。

【労働時間の過不足の取扱い「不足分を翌月で清算」の注意点】
翌月の法定労働時間の総枠を超えて、翌月の基準時間に不足分を加算することはできません。
4月に不足時間が発生し、5月の基準時間に4月の不足分を加算する場合を例に説明します。
・4月
基準時間:160時間 労働時間:140時間 不足時間:20時間
・5月
基準時間:150時間 法定労働時間の総枠:158時間
4月に20時間の不足時間がありますが、5月の法定労働時間の総枠は158時間、基準時間は150時間ですので、5月に繰り越せる最大時間数は「8時間(158時間 – 150時間)」となります。
※繰り越せない不足時間「12時間」は、4月の精算で控除が必要です。
4.自動入力される推奨設定
前述の設定の結果、雇用区分登録画面内の次の項目が、推奨設定で自動入力されます
- 変形労働設定画面の各項目
- 深夜労働カテゴリ
- 日の時間外集計カテゴリ
- 週の時間外集計カテゴリ
- 月の時間外集計カテゴリ
- 休暇関連カテゴリ
変形労働設定画面の各項目
変形労働設定画面の各項目に推奨設定が入力されます。
設定内容の確認方法
1.「1ヶ月単位のフレックスタイム」を選択後、[変形労働設定]をクリックします。

2.推奨設定の内容を確認できます。以下の画像の通りに設定されます。


※各項目の詳細は下記関連記事をご参照ください。
関連記事
補足
月単位カテゴリ > 基準時間 の時間数は、「手順2」で設定した基本となる「基準時間」と「所定時間」が自動入力されます。
深夜労働カテゴリ
「深夜勤務時間」が、22:00~翌日5:00に設定されます。
[詳細]内の「深夜所定外労働時間割当種別」 が、「深夜所定時間にする」と設定されます。

日の時間外集計カテゴリ
- 「残業開始時間」の設定が解除され、未設定の状態になります。
- [詳細]内の「所定外労働開始時間」の設定が解除され、未設定の状態になります。
- [詳細]内の「所定外労働時間割当種別」 が、「所定時間にする」と設定されます。

週の時間外集計カテゴリ
「週の法定労働時間」の設定が解除され、未設定の状態になります。

月の時間外集計カテゴリ
「割増残業」の割増し開始時間が、60時間に設定されます。
※「2段階の割増し残業を使用する」と設定している場合、1段階目の設定は変更できませんが、2段階目の設定には任意の値を入力可能です。

休暇関連カテゴリ[詳細]
[詳細]内の「休暇みなし勤務時間の所定外・残業計算への算入」が、「休暇みなし勤務時間を所定外・残業計算に含める(所定外・残業時間へ計上する)」と設定されます。
※内部設定によっては、項目名が「休暇みなし勤務時間の残業計算への算入」と表示されます。
![休暇関連カテゴリ[詳細]](https://ofs-helpcenter-prod-site-content.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/helpcenter/wp-content/uploads/2024/07/02110721/ee78fc933825b8413b2a45db5cdfa858.png)