労務
0114|添付用CSV作成「健康保険被扶養者 (異動) 届」作成方法
(※):労務ライト除く
電子申請時、手続き名称に「外部CSVファイル添付方式」と記載されている場合、CSVファイルの作成が必要です。
本マニュアルでは、「健康保険被扶養者 (異動) 届」のCSVファイル作成方法について、ご説明します。
※健康保険組合に提出する用のCSVファイルは、作成できません。
目次
添付用CSVファイルの作成開始
[帳票]>[電子申請 添付用CSV作成]をクリックします。

[健康保険被扶養者 (異動) 届/国民年金第3号被保険者関係届]をクリックします。

顧問先を選択します。※Proのみ

添付用CSVファイルの出力準備
対象者の選択
対象従業員を選択(➁)し、[≫](③)をクリックします。
所属している事業所の従業員のみを表示する場合は、「選択」にて事業所を選択し[検索](①)をクリックします。
※選択できる従業員数の上限は、2,000名です。

事業主確認欄
収入に関する証明の添付を省略する場合、所得税法上の控除対象配偶者・扶養親族であることを確認し、
[「確認完了」を設定する]もしくは[「確認未完了」を設定する]を選択します。

事業主等受付年月日
事業主で受け付けた年月日を入力します。

FD通番
オフィスステーションでしか電子申請をおこなっていない場合は、「出力時に自動的に最大のFD通番を発行する場合はチェック」にチェックしておきます。
「CSVファイル」を用いて申請する手続きを、直近でオフィスステーションを通さずに電子申請をおこなった場合、「出力時に自動的に最大のFD通番を発行する場合はチェック」のチェックを外し、FD通番を手入力します。

個人番号
個人番号(マイナンバー)を利用し電子申請をおこなう場合は、「出力する」にチェックします。
「出力する」をクリックすると、「ZIPパスワード(確認)」欄が表示されますので、出力したファイルを開く際に
利用するパスワードを決め、入力してください。

従業員表示順
Excelファイルを出力した際の並び順を、「従業員番号順」もしくは「厚生年金整理番号順」から選択します。

ファイルの出力
[Excel出力]をクリックします。

添付用CSVファイルの作成
「ダウンロード」欄のボタンをクリックし、Excelファイルをダウンロードします。

[編集を有効にする]をクリックします。

事業主および、被保険者情報
「事業主欄」「被保険者欄」「⑳被扶養者でない配偶者を有するときに記入してください」の項目を設定します。

「データ」シートを選択します。

事業主欄
事業主欄の情報は、5,6行目に反映されています。反映されている内容に誤りがないかご確認ください。
「事業所整理記号 符号、記号」に情報が反映されていない場合、[符号:数字2文字][記号:半角カナ4文字]の「事業所整理記号」情報を入力します。

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被保険者欄
被保険者本人の情報は、 7行目以降に反映されていますので、被保険者の情報を設定します。
※「B列:氏名(カナ)」「C列:生年月日」列は、編集をおこなわないでください。

「個人番号」を使用して手続きする場合は、「住民票住所の郵便番号」「住民票住所」「基礎年金番号」の入力は不要です。
「個人番号」を使用せずに手続きする場合は、 「住民票住所の郵便番号」「住民票住所」「基礎年金番号」 の入力は必須です。
※「個人番号」を使用する場合、「住民票住所の郵便番号」「住民票住所」の情報がExcelファイル上に入力されて
いる状態でも、CSVファイルに変換時に削除されます。「基礎年金番号」 の情報はCSVファイルへ変換後も反映
されます。

下記項目を設定します。

項目名 | 説明 |
収入額 | 被保険者の今後1年間の年間収入見込額を入力します。 |
申請区分(異動の別) | 被保険者の被扶養者になる手続きをおこなう場合は「1:該当」 被保険者の被扶養者ではなくなる手続きをおこなう場合は「2:非該当」 変更があった場合は「3:変更」を選択します。 |
配偶者の年間収入 | 「申請区分(異動の別):該当」を選択し、かつ、配偶者が被扶養者でない場合に、配偶者の年間収入を入力します。 |
注意点
- 同一被保険者で、複数の「申請区分(異動の別)」を一度に申請することはできません。
例)被保険者:サンプル 太郎に対し、
被扶養者:サンプル 花子の、被扶養者になる手続き(該当)をおこない、
被扶養者:サンプル 一子の、変更する手続き(変更)を一度に申請することはできません。
※この場合、2度に分けて申請してください。
被扶養者情報(配偶者、第3号被保険者)
「配偶者である被扶養者欄」の項目を設定します。

「被扶養配偶者」シートを選択し、配偶者の情報を設定します。
※「C列:氏名(カナ)」「D列:生年月日」「E列:社会保険上の扶養」列は、編集をおこなわないでください。

今回申請する配偶者の「B列:申請対象」の「▼」をクリックし「○(まるマーク)」(①)を選択します。
オフィスステーションに被扶養者として登録されているかの判断は、下記2つの項目をご参照ください。
- E列 : 社会保険上の扶養(➁)
- V列 : 被扶養者になった日(③)

各項目を入力します。

項目名 | 説明 |
個人番号 | 個人番号(マイナンバー)を入力します。 |
基礎年金番号 | 「個人番号」を使用しない場合は必ず入力してください。 |
外国籍 | 外国籍の場合、配偶者である被扶養者の国籍を入力します。 ※30文字まで入力できます。 |
通称名 | 配偶者である被扶養者の外国人通称名を漢字で入力します。 ※12文字まで入力できます。 姓と名の間にはスペースを入力してください。 ミドルネームを入力する場合は、ミドルネームの前後にスペースを入力してください。 |
通称名(カナ) | 配偶者である被扶養者の外国人通称名をカナで入力します。 ※25文字まで入力できます。 姓と名の間にはスペースを入力してください。 ミドルネームを入力する場合は、ミドルネームの前後にスペースを入力してください。 |
注意点
- 「スペース」も文字数に含まれるので、ご注意ください。
各項目を入力します。

項目名 | 説明 |
同居・別居 | 「同居」もしくは「別居」を選択します。 「申請区分(異動の別):非該当」「申請区分(異動の別):変更」の場合は、選択不要です。 |
住所地 | 「申請区分(異動の別):非該当」かつ、後期高齢者医療制度加入該当者の場合、選択します。 |
郵便番号・住所 | 郵便番号および、住所を入力します。「個人番号」の使用の有無に関わらず入力が必要です。 海外居住者の場合は、「郵便番号:999-999」「住所:国名」を入力します。 |
「申請区分(異動の別):該当」の場合、「被扶養者該当」(①)を設定します。
「申請区分(異動の別):非該当」の場合、「被扶養者非該当」(➁)を設定します。
「申請区分(異動の別):変更」で、「被保険者になった日」や「被扶養者でなくなった日」を訂正する場合は、
訂正後の日付を「V列:被保険者になった日」 や「Z列:被扶養者でなくなった日」へ入力します。

各項目を入力します。

番号 | 項目名 | 説明 |
① | 収入(年収) | 配偶者である被扶養者の今後1年間の年間収入見込額を入力します。 「申請区分(異動の別):該当」の場合は、入力が必須です。 |
② | 備考 | 「申請区分(異動の別):変更」の場合は、入力が必須です。 変更項目と、変更前の情報を入力します。 |
③ | 続柄確認 | 事業主が戸籍謄本などで、被保険者と扶養認定を受ける方の続柄を確認した場合は、「確認済」を選択します。 |
被扶養者情報(その他の被扶養者)
「その他の被扶養者欄」の項目を設定します。

「その他の被扶養者」シートを選択し、被扶養者の情報を設定します。
※「C列:氏名(カナ)」「D列:生年月日」「E列:社会保険上の扶養」列は、編集をおこなわないでください。

今回申請する配偶者の「B列:申請対象」の「▼」をクリックし「○(まるマーク)」(①)を選択します。
オフィスステーションに被扶養者として登録されているかの判断は、下記2つの項目をご参照ください。
- E列 : 社会保険上の扶養(➁)
- Q列 : 被扶養者になった日(③)

各項目を入力します。

項目名 | 説明 |
続柄コード その他補足 | 「続柄:その他」を選択した場合、入力が必須です。 |
同居・別居 | 「同居」もしくは「別居」を選択します。 「申請区分(異動の別):非該当」「申請区分(異動の別):変更」の場合は、選択不要です。 |
住所地 | 「申請区分(異動の別):非該当」かつ、後期高齢者医療制度加入該当者の場合、選択します。 |
郵便番号・住所 | 郵便番号および、住所を入力します。 「個人番号」の使用の有無に関わらず入力が必要です。 海外居住者の場合は、「郵便番号:999-999」「住所:国名」を入力します。 |
「申請区分(異動の別):該当」の場合、「被扶養者該当」(①)を設定します。
「申請区分(異動の別):非該当」の場合、「被扶養者非該当」(➁)を設定します。
「申請区分(異動の別):変更」で、「被保険者になった日」や「被扶養者でなくなった日」を訂正する場合は、
訂正後の日付を「Q列:被保険者になった日」 や「V列:被扶養者でなくなった日」へ入力します。

- 備考 : 「申請区分(異動の別):変更」の場合は、入力が必須です。
変更項目と、変更前の情報を入力します。 - 続柄確認 : 事業主が戸籍謄本などで、被保険者と扶養認定を受ける方の続柄を確認した場合は、
「確認済」を選択します。

添付用CSVファイル(編集用ファイル)の保存
整えたExcelファイルを保存します。
本マニュアルでご案内していない項目については、「入力規則」シートをご参照ください。

添付用CSVファイルの変換
「電子申請添付用ファイル出力一覧」画面を表示します。
一度オフィスステーションの画面を閉じてしまった場合は、[帳票]>[電子申請 添付用CSV作成]をクリックし、「手続一覧 (添付用CSV作成)」画面の[ダウンロード一覧]をクリックします。

[ファイルの選択]をクリックし、保存したExcelファイルを選択します。
CSVへ変換後、保存します。

注意点
- ファイル名を【SHFD0006.CSV】から、絶対に変更しないでください!!
ファイル名を変更すると、返礼となります。
また、一度でもCSVファイルを開くと、データが壊れ、返礼となる可能性がありますのでご注意ください。
エラーが表示されている場合、「エラー内容の詳細はこちら」をクリックし内容を確認します。
エラー内容を修正する場合は、先ほど保存したExcelファイルを修正後、再度CSVファイルへの変換操作をします。

CSVファイルの作成が完了したら、日本年金機構が提供している「社会保険届書作成」プログラムの仕様チェックをおススメしております。操作方法は下記関連記事のマニュアルをご参照ください。
添付用CSVファイル作成からの電子申請
作成したCSVファイルの電子申請方法は、下記関連記事の「3.ダウンロード一覧からの申請」をご参照ください。
以上で、「添付用CSV作成「健康保険被扶養者 (異動) 届」」の操作は完了です。