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S1159|「Myレコーダー」位置情報がずれる場合の対処方法
Myレコーダーの位置情報取得のための技術的な理由で、位置情報に誤差が発生することがあります。
あらかじめご了承ください。
原因と対処方法についてご説明します。
1.Myレコーダーの位置情報取得について
Myレコーダーは「HTML5 Geolocation API」という技術を利用して位置情報を取得しています。
「HTML5 Geolocation API」では4つの位置情報取得方法のうち、その時点で最適なものをブラウザ側で判断して利用します。4つの位置情報取得方法については目次2でご説明します。
※ユーザー側で任意の方法を指定したり、どの方法で位置情報を取得したかを確認することはできません。
用語集
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【Geolocation API】
ウェブの標準化団体であるW3Cによる位置情報取得の規格で、大部分のモダンブラウザで利用することが可能です。
ユーザーはキャリア独自の規格ではなく、「Geolocation API」を利用可能なブラウザで、共通の位置情報取得方法を使用することができます。
2.「Geolocation API」の位置情報取得方法
「Geolocation API」では、基本的に以下いずれかの方法で位置情報を取得します。
- GPS
GPS衛星を利用して位置情報を計算します。
遮蔽物が多い箇所では精度が下がります。
- IPアドレス
一般的には、インターネットサービスプロバイダー(ISP)が管理しているIPアドレスに登録されている位置情報を利用します。
利用デバイスそのものの位置情報ではなく、ISP自体やプロキシサーバー、ファイヤウォールなど、デバイスにデータを送信している装置の位置情報であるケースもあり、実際とは大きくかけ離れている場合があります。
- GSM/CDMA携帯のID情報
通話/通信に利用している基地局の位置情報を利用します。
電波状況によって数kmの誤差が発生する場合があります。
- Wi-Fi(無線LAN)、Bluetooth使用時のMACアドレス
アクセスポイントから推定した位置情報を利用します。
無線機器のMACアドレス、電波強度などの情報と位置を紐づけたデータベースを基に位置情報を推定します。
3.Myレコーダー位置情報取得エラーについて
以下のようなエラーメッセージが表示されている原因についてご説明します。
- 「推奨ブラウザをご利用ください。」
ブラウザが「Geolocation API」に対応していない可能性があります。
- 「端末の機能・設定をご確認ください。」
位置情報利用が許可されていない可能性があります。
- 「ネットワーク環境を確認してください。」
タイムアウト(30秒)により位置情報が取得できなかった可能性があります。