過去に他社システムなどで計算した給与の情報をExcelテンプレートファイルを利用して、オフィスステーションの給与計算システムに取り込むことができます。

「過去給与計算Excel取込」で取り込んだ情報は、以下のように利用・反映されます。

• 給与明細

簡易版　　　　　：　即時反映されます。
カスタマイズ版　：　「自動連携する」に設定している場合でも、［給与取込］で
　　　　　　　　　　「給与ソフト選択：オフィスステーション給与」から取り込みをおこなう必要があります。

• 給与データ

連携・反映されません。
ただし、Web給与明細（カスタマイズ版）で取り込み後に、［データ取込］で「給与ソフト選択：オフィスステーション（Web給与明細）」からひと月ずつ取り込むことができます。

• 年末調整

年末調整時の計算に反映されます。
年末調整対象年に「オフィスステーション 給与」以外で給与計算をおこなった月がある場合は、本記事の操作手順で過去給与の取り込みをおこなってください。

１．過去給与計算Excel取込

メニュー［給与計算］をクリックし、「給与計算」画面を開きます。
［データ取込］＞［過去給与計算Excel取込］をクリックします。

過去月間データ作成

「過去給与計算Excel取込」ウィンドウが表示されます。
過去月間データを作成するため、過去の給与を取り込む対象年を選択(①)し、［作成］をクリック(②)します。
［作成］をクリック(③)します。
※月間データを作成すると、対象期間の給与計算が「確定」となります。

過去月間データが「作成済」と表示されると、［取込］ボタンが活性化します。
［取込］をクリックします。

テンプレートファイルのダウンロード

「過去データ取込」ウィンドウが表示されます。
［ダウンロード］をクリックし、テンプレートファイルをダウンロードします。

テンプレートファイルの編集

ダウンロードしたテンプレートファイルに、過去の給与情報を入力し、上書き保存します。
※「勤怠項目」「支給項目」「控除項目」の項目名と項目数は、メニュー［基本設定］の登録内容により異なり
　ます。
※「入力規則」シートで、入力する際のルールを確認できます。

テンプレートファイルのアップロード

［ファイルの選択］をクリック(①)し、先ほど保存したテンプレートファイルを選択します。
「時間データ形式」を選択(②)し、［アップロード］をクリック(③)します。
※「時間データ形式」は、テンプレートファイルの時間数表記について選択します。
　例） 1時間20分の場合　：　60進数「1.20」または「1:20」
　　　　　　　　　　　　　　 10進数「1.33」（ 小数点以下3桁目で切り上げて登録します。）

２．取り込み後の確認

月間データを作成した支給日を選択できるようになり、取り込んだ情報を確認できます。

過去の支給日を選択し、従業員一覧の従業員の行をクリックします。

取り込んだ過去の給与情報を確認できます。

３．取り込んだ過去データの修正

取り込んだ過去データは、システム上での修正はできません。
修正が必要な場合は、テンプレートファイルを修正し、再度取り込みをおこないます。

未確定の支給日の「給与計算」画面から、［データ取込］＞［過去給与計算Excel取込］をクリックします。

• 取込済の過去データを保持しつつ、必要な項目のみ修正したい場合

［取込］(①)をクリックします。

• 取込済の過去データを削除し、現在の従業員データや基本設定を元に、すべての項目を修正したい場合

［再作成］(①) ＞［作成］(②)をクリックします。
※［作成］をクリックすると、取込済の過去データが削除されます。

［取込］をクリック(①)し、［ファイルの選択］から修正したテンプレートファイルを選択(②)します。
［時間データ形式］を選択(③)し、［アップロード］をクリック(④)します。

※月間データの［再作成］をおこなわずにアップロードする場合、データは上書きされます。加算はされません。
　空白0　　　　…　既存データが残ります。空白での上書きはできません。
　「0」を入力　…　「0」で上書きされます。

取り込んだ内容が反映されます。
「２．取り込み後の確認」と同様の手順で内容を確認できます。