労務
1204|添付用CSV作成「健康保険・厚生年金保険被保険者資格喪失届」作成方法
電子申請時、手続き名称に「外部CSVファイル添付方式」と記載されている場合、CSVファイルの作成が必要です。
本マニュアルでは、「健康保険・厚生年金被保険者資格喪失届/厚生年金保険70歳以上被用者不該当届」のCSVファイル作成方法について、ご説明します。
一度に申請データを作成できる従業員数の上限は、2,000名までとなります。
目次
添付用CSVファイルの作成開始
[帳票]>[電子申請 添付用CSV作成]をクリックします。

[健康保険・厚生年金被保険者資格喪失届/厚生年金保険70歳以上被用者不該当届]をクリックします。
「オフィスステーション Pro」をご利用の場合は、対象の顧問先企業をクリックします。

添付用CSVファイルの出力準備
対象者の選択
対象従業員を選択(①)し、[](②)をクリックします。

+をクリックすると詳細が表示されます
事業所で従業員を絞り込み表示する場合
事業所で従業員情報を絞り込む場合は、「選択」(①)にて事業所を選択し、[検索](②)をクリックします。

事業所
選択した従業員が所属する「事業所」を選択します。

FD通番
オフィスステーションでしか電子申請をおこなっていない場合は、「出力時に自動的に最大のFD通番を発行する場合はチェック」にチェックします。
「CSVファイル」を用いて申請する手続きを、直近でオフィスステーションを通さずに電子申請をおこなった場合は、「出力時に自動的に最大のFD通番を発行する場合はチェック」のチェックを外し、FD通番を手入力します。

健保組合用
健康保険組合(マイナポータル)へ提出するCSVファイルを作成する場合は、「作成する」にチェックします。

個人番号
個人番号(マイナンバー)を利用し電子申請をおこなう場合は、「出力する」にチェックします。
「出力する」をクリックすると、「ZIPパスワード(確認)」欄が表示されますので、出力したファイルを開く際に利用するパスワードを決め、入力してください。

従業員表示順
Excelファイルを出力した際の並び順を、「従業員番号順」もしくは「厚生年金整理番号順」から選択します。

ファイルの出力
[Excel出力]をクリックします。

「CSV出力」から所定形式のCSVファイル出力にも対応しておりますが、「Excel出力」を推奨しています。
【「Excel出力」を推奨している理由】
CSVファイルは、所定形式で作成、提出する必要があります。
CSVファイルを開いたり、編集してしまうと、所定形式から書き換わってしまい返礼の原因となる為、「Excel出力」を推奨しております。
添付用CSVファイルの作成
「ダウンロード」欄のボタンをクリックし、Excelファイルをダウンロードします。

Excelファイルを開き、[編集を有効にする]をクリックします。

事業所情報の編集
提出者記入欄の事業所項目を設定します。

事業所情報は、5,6行目に反映されています。
反映されている内容に誤りがないか確認し、空欄の箇所には情報を設定します。
「事業所整理記号 符号(厚生年金)」「事業所整理記号 記号(厚生年金)」に情報が反映されていない場合、[符号:数字2文字][記号:半角カナ4文字]の「事業所整理記号」情報を入力します。

関連記事
健保組合用のCSVファイルを作成する場合は、「健保組合」に「有」を選択し、「事業所番号(健保組合)」に健康保険の事業所整理記号(数字4桁)を入力します。
健保組合用のCSVファイルを作成しない場合は、「無」を選択します。

被保険者欄
被保険者欄の項目を設定します。

被保険者本人の情報は、 7行目以降に反映されていますので、被保険者の情報を設定します。

番号 | 項目名 | 説明 |
被保険者整理番号(年金整理番号) | 資格取得時に交付された被保険者整理番号を入力します。 | |
被保険者氏名(漢字)・被保険者氏名(カナ) | 「被保険者氏名(漢字)」に被保険者氏名を漢字で入力します。 ※12文字まで入力できます。 姓と名の間にはスペースを入力してください。ミドルネームを入力する場合は、ミドルネームの前後にスペースを入力します。 「被保険者氏名(カナ)」に被保険者氏名をカナで入力します。 ※25文字まで入力できます。 姓と名の間にはスペースを入力してください。ミドルネームを入力する場合は、ミドルネームの前後にスペースを入力します。 |
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生年月日 | 被保険者の生年月日を西暦で入力します。 | |
個人番号・基礎年金番号 | 個人番号(マイナンバー)または年金手帳または基礎年金番号通知書に記載されている基礎年金番号のいずれかを入力します。死亡による資格喪失の場合は、基礎年金番号を入力してください。 | |
資格喪失年月日 | 資格喪失理由により、次の日付を西暦で入力します。 退職等による資格喪失 退職日の翌日、転勤の当日、雇用契約変更の当日 死亡による資格喪失 死亡日の翌日 75歳到達による健康保険の資格喪失 誕生日の当日 障害認定による健康保険の資格喪失 認定日の当日 社会保障協定による資格喪失 社会保障協定発効の当日 相手国法令の適用となった日の翌日 |
以下の項目を入力します。

番号 | 項目名 | 説明 |
喪失(不該当)原因 | 資格喪失の理由を選択します。 4:退職等 退職したときまたは転勤したとき、雇用形態が変わり適用除外となったとき 5:死亡 死亡したとき 7:75歳到達(健康保険のみ喪失) 75歳に到達し健康保険の被保険者資格を喪失するとき 9:障害認定(健康保険のみ喪失) 一定の障害に該当し広域連合の認定を受け、後期高齢者医療の被保険者となるため、健康保険の被保険者資格を喪失するとき 11:社会保障協定 社会保障協定により、相手国法令の適用を受け、被保険者資格を喪失するとき |
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退職日・死亡年月日 | 「喪失(不該当)原因」に「4:退職等」または「5:死亡」を選択した場合は、その当日の年月日を西暦で入力します。 | |
二以上事業所勤務者の喪失 | 2カ所以上の適用事業所で勤務している被保険者が喪失する場合、「1:該当する」を選択します。 | |
退職後の継続再雇用者の喪失 | 60歳以上で退職した被保険者が1日の空白もなく引き続き再雇用された場合、「1:該当する」を選択します。 | |
備考 | ※37文字まで入力できます。 | |
保険証回収添付枚数 / 保険証回収返不能枚数 |
「保険証回収添付枚数」に回収した健康保険被保険者証の枚数を、「保険証回収返不能枚数」に回収できなかった健康保険被保険者証の枚数を入力します。 | |
70歳不該当 / 不該当年月日 |
70歳以上の被保険者が退職・死亡により資格を喪失する場合、「70歳不該当」に「1:該当する」を選択し、「不該当年月日」に退職または死亡した当日の日付を西暦で入力します。 |
健康保険被保険者証が回収できない場合は、『健康保険被保険者証回収不能届』の提出が必要です。
オフィスステーションでは、『健康保険被保険者証回収不能届』の書面を作成することができます。
各項目を設定します。

項目名 | 説明 |
70歳以上被用者届のみ提出 | 協会けんぽ加入事業所で70歳以上被用者不該当届のみ提出の場合は「1:該当する」を選択します。 |
被保険者証番号(健保組合) | 健康保険被保険者証の「番号」に記載されている数字を入力します。 |
健保固有項目 | 固有項目の設定が必要な場合に入力してください。固有項目の詳細については、加入している各健康保険組合へお問い合わせください。 |
添付用CSVファイル(編集用ファイル)の保存
整えたExcelファイルを保存します。
本マニュアルでご案内していない項目については、「入力規則」シートをご参照ください。
添付用CSVファイルの変換
「電子申請添付用ファイル出力一覧」画面を表示します。
一度オフィスステーションの画面を閉じてしまった場合は、[帳票]>[電子申請 添付用CSV作成]をクリックし、「手続一覧 (添付用CSV作成)」画面の[ダウンロード一覧]をクリックします。

[ファイルの選択]をクリックし、保存したExcelファイルを選択、変換後のCSVファイルを保存します。

CSVファイルの名称は、自動で所定形式の名称へ変換されます。
年金機構へ提出用、健康保険組合へ提出用共に、ファイル名称は絶対に変更しないでください。
ファイル名称を変更すると返礼の原因となります。
●年金機構へ提出用 : SHFD0006.CSV
●健保組合へ提出用 : KPFD0006.CSV
また、一度でもCSVファイルを開くとデータが壊れ、返礼となる可能性があります。
エラーが表示されている場合、「エラー内容の詳細はこちら」をクリックし内容を確認します。
エラー内容を修正する場合は、先ほど保存したExcelファイルを修正後、再度CSVファイルへの変換操作をします。

CSVファイルの作成が完了したら、日本年金機構が提供している「社会保険届書作成」プログラムの仕様チェックをおすすめしております。
操作方法は以下の関連記事のマニュアルをご参照ください。
添付用CSVファイル作成からの電子申請
作成したCSVファイルの電子申請方法は、以下の関連記事の「3.ダウンロード一覧からの申請」をご参照ください。
以上で、「添付用CSV作成「健康保険・厚生年金保険被保険者資格喪失届/厚生年金保険70歳以上被用者不該当届」」の操作は完了です。