労務

0065|労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]の電子申請方法について、ご説明します。

1.労働保険年度更新申告の開始

メインページ[帳票]>[労働保険料申告]をクリックします。

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用1


労働保険年度更新申告[賃金集計表→申告書] ※R3.4.1以降用」をクリックします。
※労働保険確定保険料の申告帳票は「廃業または、事業終了の時のみ」ご利用ください。

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用2

2.顧問先の選択 ※Proのみ

対象の顧問先をクリックします。

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用3

3.賃金集計表の作成

「賃金集計表」は作成せず、「申告書」のみの手続きを希望の場合は、画面下部の[内容を確認する]をクリックし、本マニュアル「4.申告書の入力開始」へお進みください。

事業所の情報をセット

二元適用事業所や他事業所の情報をセットするには、[企業情報をセット]をクリックします。

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用4



セットする事業所情報をクリックします。
※他事業所の情報をセットしたい場合は、他事業所をクリックしてください。

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用5

アクセスコードの情報をセット

アクセスコードを用いて手続きをおこなう場合は、[印字情報セット]をクリックします。

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用6


「アクセスコード」「労働保険番号」(①)を入力し、[反映](➁)をクリックします。
※「労働保険番号」はオフィスステーション上にご登録がある場合、その番号が自動で反映されます。

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用7



「アクセスコード」とは、年度更新申告書の用紙に赤文字で記載されている「8桁の英数字」です。
詳細は下記の関連記事をご参照ください。

データ集計の情報をセット

年度更新の事前準備」で整えた区分推定結果を用いる場合は、[データ集計]をクリックします。
年度更新の事前準備」が完了していない場合は、さきに「こちら」をクリックし操作を完了します。

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用8



「データ集計」する情報を設定し、画面下部の[集計]をクリックします。

  • 対象年度     : 対象年度を設定します。
                ※令和5年度の年度更新をおこなう場合は、「令和4年度」です。

  • 保険関係成立区分 : 保険関係成立区分を設定します。
                【二元適用事業(事務所労災の場合)】→「(ロ)労災」をセット
                【一元適用事業】→「(イ)労災・雇用」をセット

  • 抽出条件     : 集計をおこなう条件を設定します。
                事業所は異なるが、「労働保険番号」が同じ事業所をまとめてお手続きする場合は、
                「労働保険番号」を選択します。
                「事業所」ごとにお手続きする場合は、「抽出条件」を選択します。

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用9

賃金集計表の作成

二元適用事業で労災保険のみ申請する場合は、「二元適用(労災のみ)」にチェックします。

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用10



「年度更新の事前準備」で設定している内容に応じて、データが反映されます。修正が必要な場合は、本画面で手入力による修正も可能です。

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用11



なお、「令和5年度労働保険年度更新」では、「賞与」が前期と後期の各2回項目が用意されています。
前期、後期ともに、3回目の賞与に関しては、各2回目の賞与に合算し反映します。
※賃金集計表に手入力している場合も、前期、後期ともに、3回目の賞与に関しては、各2回目の賞与へ合算し入力してください。

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用12



賃金集計表の入力、および確認ができましたら[内容を確認する]をクリックします。

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用13

注意点

  • 「確定保険料・一般拠出金算定基礎賃金集計表」情報を手入力している場合、[労災保険および一般拠出金情報をコピー]をクリックすると、「労災保険および一般拠出金 (対象者数及び賃金)」欄の情報を「雇用保険(対象者数及び賃金)」欄へ反映できます。
    ※「データ集計」を使わず、手入力する場合にご活用ください。

4.申告書の入力開始

前画面で作成した「賃金集計表」の内容を反映希望の場合は、「次へ(申告書へ反映あり)」をクリックします。
前画面で「賃金集計表」を作成しなかった場合は、「次へ(申告書へ反映なし)」をクリックします。

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用14

注意点

  • 「一時保存」した情報を操作している場合、注意が必要です。

    一度「次へ(申告書へ反映あり)」をクリックし、申告書作成画面でデータを修正後「一時保存」をおこなった場合、「一時保存一覧」から操作を再開し「申告書へ反映あり」で進んだ場合、修正したデータは削除されます。

    例)
    申告書画面にて[労働保険番号]情報を手入力し、[一時保存する]をクリックします。
    その後、[一時保存一覧]から申請を再開時[次へ(申告書へ反映あり)]から申告書画面へ進むと、手入力された[労働保険番号]の情報が修正前の状態となります。



「賃金集計表」は作成していない場合で、二元適用事業所や他事業所の情報をセットする場合や、「アクセスコード」を用いて手続きする場合は、[企業情報をセット][印字情報セット]をクリックします。
操作方法の詳細は、「事業所の情報をセット」「アクセスコードの情報をセット」をご参照ください。

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用15

提出情報の設定

[あて先名称からあて先住所をセット]をクリックし、労働局情報を設定します。
※「企業設定」や「士業用顧問先管理」で登録されている情報で対象労働局が特定できた場合は、労働局住所を自動でセットされています。

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用16



「年度更新申告書」に記載されている数字を入力します。

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用17

事業所情報の設定

事業所情報を確認します。

事業を廃止した場合は、「事業廃止等年月日」へ必ずご入力ください。
※詳細はシステム内事業所情報右横の「?」をクリックすると、ヒントテキストが表示されます。

「保険関係成立区分]は[企業情報をセット」で選択した事業所情報に応じて自動でセットします。
例)二元適用事業の「雇用」の場合→「3:雇用保険」
  一元適用事業の「未登録」の場合→「選択」なし

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用18

確定、概算・増加概算保険料算定内訳の設定

確定保険料算定内訳情報を確認します。

「雇用保険を含む令和4年度内訳」を選択すると、労災保険分、雇用保険分ともに、令和4年4月1日〜令和4年9月30日からの「前期」、令和4年10月1日〜令和5年3月31日の「後期」に分かれた内訳表です。

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用19


概算・増加概算保険料算定内訳情報を入力します。事業を廃止した場合は、入力不要です。

「確定保険料算定内訳」の情報をコピー希望の場合は、[確定保険料からセット]をクリックします。

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用20



手動で入力を希望の場合は、「手入力」を選択して入力します。

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用21



「(12)保険料算定基礎額の見込額」は、「労災保険分(ロ)」と「雇用保険分(ホ)」()のが一致している場合、「労災保険分(ロ)」と「雇用保険分(ホ)」()には表示されず「労働保険料(イ)」()にのみ表示されます。

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用22

その他の情報を設定

事業主情報は、変更のある場合のみ入力します。

つぎに、申請内容情報を設定します。

  • (17)延納申請      : 納付回数を「1回」もしくは「3回」から選択します。
                   ※事業を廃止した場合は、「選択」のままお進みください。

  • (18)申告済概算保険料額 : 申告済みの概算保険料額を入力します。

  • 還付金の請求     : 還付金の請求をおこなうのか選択します。
                  なお、充当を希望の場合は、「行わない」を選択してください。

  • (20)差引額       : 自動で算出します。手動で本項目を修正することはできません。

  • (30)充当意思      : 充当の意思を選択します。

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用23

注意点

  • [還付金の請求]欄で「行わない」を選択すると、[(30)充当意思]が表示されます。
    還付金を充当する場合は「行わない」を選択し、[充当意思]欄を入力します。



事業を廃止した場合は、事業所情報にて「(24)事業廃止等理由」を必ず選択してください。
また、事業情報の「(ロ)分割コード」へは年度更新申告書に印字されている英字を入力します。

その他の情報についても確認、入力が完了したら、[内容を確認する]をクリックします。
※「情報更新」項目の「する」にチェックすると、「申告済概算保険料額(年度)」情報を「企業設定」もしくは、「士業用顧問先管理」へ更新することができます。

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用24



事業を廃止した場合「延納回数:選択」のままお進みいただくと、「延納回数確認」画面が表示されますので「いいえ」を選択してください。

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用25



「労働保険 確定保険料算定内訳」は、自動的に作成電子申請データとして送信されますので、添付する必要はありません。

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用26



内容を確認後、[次へ]もしくは[基本情報入力をスキップ]をクリックします。
※基本情報入力画面で不足項目がある場合、スキップボタンは表示されません。

労働保険年度更新申告 [賃金集計表 → 申告書]※R3.4.1以降用27

5.年度更新申告の申請

各項目を入力し[申請する]をクリックすると、年度更新申告書の電子申請は完了です。

年度更新申告17

注意点

  • 「納付方法」は電子納付以外の納付の場合でも、「電子納付」にチェックがつき、電子納付振込者氏名の入力が必要です。
    ※電子申請の仕様上、入力必須項目となっています。
     こちらで電子納付を選択しても、口座振替や紙の納付書での納付は可能です。

6.還付金の請求

「還付金の請求:行う」と選択している場合、以下の画面が表示されます。
[はい]をクリックすると、「労働保険料・一般拠出金還付請求書」の手続き画面に遷移します。

年度更新申告18

提出情報を確認します。

年度更新申告19


金融機関の情報を入力します。

ゆうちょ銀行を希望の場合は「ゆうちょ銀行記号番号」「口座名義人」「口座名義人(カナ)」を入力します。
※郵便局での受取りを希望する場合、郵便局名称は略称を使用せず、正式名称で「〇〇郵便局」と入力が必要です。

年度更新申告20


還付請求額、労働保険料等への充当内訳を入力します。

年度更新申告21

還付理由を入力します。
すべて入力を終えたら、[内容を確認する]をクリックしてください。

年度更新申告22

注意点

  • 「顧問先情報更新」にチェックすると、申告済み概算保険料額が「顧問先情報」に登録されます。
    ※企業版では「企業情報更新」にチェックをすると、申告済概算保険料額が「企業情報」に登録されます。


内容を確認後、[次へ]をクリックします。
申告書形式で内容を確認したい場合、「確認用PDF出力」をクリックしてPDFファイルを出力するか、「PDFプレビュー」をクリックしてプレビュー画面を確認可能です。※プレビューはGooglechromeのみ表示されます。

「基本情報入力をスキップ」をクリックすると、基本情報入力画面をスキップできます。
※基本情報入力画面で不足項目がある場合、スキップボタンは表示されません。

年度更新申告23


各項目を入力し、[申請する]をクリックします。

年度更新申告24

以上で、年度更新申告は完了です。