給与計算

1299|【給与計算】「定額減税」反映方法

令和6年度税制改正に伴い、令和6年分所得税から適用となる「定額減税」について「オフィスステーション 給与」での操作方法をご説明します。

住民税の登録方法については、下記関連記事をご確認ください。

1.事前準備

「月次減税額」の登録

[従業員データ]にて各従業員の「月次減税額」を登録します。
個別に登録する方法と一括で登録する方法があります。

  • 個別に登録する場合

給与計算メニュー[従業員データ]()>対象の従業員()をクリックします。

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[支給控除情報]タブを選択()し、[編集]をクリック()します。

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「定額減税額」カテゴリの「月次減税額」を入力()し、[保存]をクリック()します。
本項目についての注意点は、項目下の説明文をご確認ください。

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  • 一括で登録する場合

給与計算メニュー[従業員データ]()>[データ取込]()>[支給控除情報(定額支給/控除)]()をクリックします。

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[ダウンロード]をクリックし、テンプレートをダウンロードします。

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ダウンロードしたテンプレートファイルを開き、各従業員の「定額減税額」「月次減税額」列を入力します。
入力方法については、「入力規則」シートをご確認ください。

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入力が完了したら、ファイルを保存します。
「支給控除情報取込(定額支給/控除)」画面の[ファイルの選択]で保存したファイルを選択()し、[アップロード]をクリック()します。

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控除項目「定額減税額(所得税)」の有効化

※2024年5月支給の給与(賞与)計算確定後に、この操作をおこなってください。

給与計算メニュー[基本設定]()>[控除項目]()>「定額減税額(所得税)」の[編集]()をクリックします。

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「この控除項目を有効にする」にチェックを付け()、[保存]をクリック()します。

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2.定額減税額を給与(賞与)計算に反映

支給対象月の勤怠データなどを取り込み、所得税額が決定したら、給与(賞与)確認・確定前にこの操作をおこなってください。

給与計算メニュー[給与計算]もしくは[賞与計算]をクリック()し、対象の支給日を選択()します。

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[定額減税額反映]>[反映]をクリックし、対象支給日の給与(賞与)計算に定額減税額を反映します。
[定額減税額反映]ボタンは、支給日が2024年6月以降の「給与(賞与)計算」画面に表示されます。

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従業員名をクリックし、「定額減税額(所得税)」が反映されていることを確認します。

定額減税額の反映が確認後、[給与(賞与)確認]ボタンをクリックし、内容を確認後、給与(賞与)の確定処理をおこないます。

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給与(賞与)の確認・確定方法についての詳細は、下記関連記事をご確認ください。


控除しきれなかった月次減税額について

控除しきれなかった月次減税額は、次回支給給与(賞与)に繰り越されます。
月次減税額の残高が「0」になるまで繰り越されて控除されるため、1人でも残高がある場合は給与(賞与)計算の都度、[定額減税額反映]の操作をおこなってください。

6月以降の給与・賞与で控除した月次減税額や、控除しきれていない月次減税額の確認方法については、次項「3.「定額減税額反映状況確認」の出力」をご参照ください。


3.「定額減税額反映状況確認」の出力

[定額減税額反映状況確認]の出力で、6月以降の給与・賞与で控除した月次減税額や、控除しきれていない月次減税額などを確認できます。

[汎用データ]でも、テンプレートに「月次減税額」や「[給与・賞与計算結果]定額減税額(所得税)」の項目を追加し出力することで、月次減税額や定額減税額の控除の実績を確認できます。
[汎用データ]の操作方法については、下記関連記事をご確認ください。


給与計算メニュー[データ出力]()>[定額減税額反映状況確認]()をクリックします。

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出力する対象従業員にチェックを付け()、[出力]をクリック()します。

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出力が完了したら[ダウンロード]をクリックします。

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補足1.給与明細について

[データ出力]>[給与明細]>[カスタマイズ版]から出力する給与明細に「定額減税額(所得税)」の項目を追加する場合は以下の操作が必要です。※[簡易版]には自動で追加されます。

  • 「給与明細データ連携設定」に「自動連携:する」と設定している場合

給与(賞与)確定時に「定額減税額(所得税)」の項目については連携されているので、
[明細レイアウト作成]にて使用中のレイアウトに「定額減税額(所得税)」を追加してください。
操作方法については下記関連記事をご確認ください。

  • 「給与明細データ連携設定」に「自動連携:しない」と設定している場合

1.[明細項目のマスタ設定]にて「定額減税額(所得税)」の項目を追加し登録してください。
2.[明細レイアウト作成]にて使用中のレイアウトに「定額減税額(所得税)」を追加してください。

操作方法については下記関連記事をご確認ください。


補足2.過去給与計算Excel取込について

控除項目「定額減税額(所得税)」の有効化」の操作が完了すると、「過去給与計算Excel取込」のテンプレートに「定額減税額(所得税)」の項目が追加されます。
2024年7月以降に「オフィスステーション 給与」をご契約されたなど、2024年7月以降の支給給与(賞与)を「オフィスステーション 給与」で給与計算し、それ以前の給与データは「過去給与計算Excel取込」で取り込む場合は、以下2点ご注意ください。

  • 「過去給与計算Excel取込」のテンプレートを利用し「定額減税額(所得税)」を取り込む際は、減税項目のためマイナスで入力してください。
  • 定額減税額を反映させるため、「オフィスステーション 給与」で給与計算をはじめる前に「過去給与計算Excel取込」で過去給与の取り込みをおこなってください。
    「オフィスステーション 給与」で給与計算を確定後に過去給与を取り込んだ場合は、確定済みの給与計算を解除し[定額減税額反映]で定額減税額を反映後、再度確定処理をおこなう必要があります。
    ※給与を確定し、すでに支給をおこなった(月次減税額を超えて控除した)場合は、年末調整で清算します。


「過去給与計算Excel取込」の操作方法については、下記関連記事をご確認ください。

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