労務

1202|【電子申請】雇用保険被保険者資格喪失届 (離職票交付あり)

「雇用保険被保険者資格喪失届 (離職票交付あり)」の申請方法について、ご説明します。

注意点
離職票の交付を希望しない場合は、「雇用保険被保険者資格喪失届 (離職票交付なし) (令和3年3月以降手続き)」から申請をおこなってください。

対象帳票の選択

[帳票]()をクリックし、検索窓()に帳票名または帳票名の一部を入力し[検索]をクリックします。
または、[退職]をクリックします。

B00172_1202_1


「雇用保険被保険者資格喪失届 (離職票交付あり)(令和3年3月以降手続き)」をクリックします。

B00172_1202_2

+をクリックすると詳細が表示されます

「オフィスステーション Pro」の場合

顧問先を選択します。
※顧問先を選択せずにスポットでのお手続きの場合は、[新規作成]をクリックしてください。



「対象従業員氏名」()を選択し、[次へ]()をクリックします。

B00612_1202_3

ポイント
対象従業員氏名欄に従業員が表示されていない場合、下記の可能性が考えられます。

1.[台帳管理]に従業員の登録がない場合
  まずは、[台帳管理]に従業員情報を登録する必要があります。
  「従業員登録がまだの場合はコチラ」をクリックしご登録ください。


2.[台帳管理]に退職年月日の登録がある場合
  退職年月日の登録がある場合、退職者として取り扱われます。
  「退職者を表示する」にチェック、[検索]をクリックすると退職者が表示されます。


申請内容の入力

本帳票は、1ページ目に「雇用保険被保険者資格喪失届」、2ページ目に「雇用保険被保険者離職証明書」と、
2枚まとめて申請ができます。

各ページ、申請内容の入力についてご説明します。

ポイント
入力項目について
」がついている項目は必須入力です。未入力のまま申請することはできません。

雇用保険被保険者資格喪失届


被保険者

「被保険者」欄へ引用されている被保険者情報を確認、必要に応じて修正します。

B00612_1202_4

注意点
「1週間の所定労働時間」は、喪失届後の時間ではなく、喪失届以前の時間を入力してください。
※時間は、20以上である必要があります。

ポイント
1.「新氏名」「新氏名(カナ)」の入力文字数について

  新氏名    :(姓)・(名)合わせて最大20文字(スペースを含む)
  新氏名(カナ):(姓カナ)・(名カナ)合わせて最大30文字(スペースを含む)
  ※新氏名(カナ)の(姓カナ)と(名カナ)は、それぞれ最大20文字まで入力できます。
  ※(姓)と(名)の間にスペース(1文字)が自動で設定されます。


2.「被保険者氏名」「被保険者氏名(カナ)」の入力文字数について
  被保険者氏名    :(姓)・(名)合わせて最大20文字(スペースを含む)
  被保険者氏名(カナ):(姓カナ)・(名カナ)合わせて最大20文字(スペースを含む)
  ※(姓)と(名)の間にスペース(1文字)が自動で設定されます。


外国人

被保険者が外国人の場合のみ、各項目を入力します。

B00612_1202_5

ポイント
「氏名(ローマ字)」項目について
 ・最大40文字まで入力できます。
  ※スペースも文字数のカウントに含まれます。
 ・半角 / 大文字でご入力ください。
  ※全角 / 小文字で入力した文字は、自動で半角 / 大文字に変換されます。


届出年月日/公共職業安定所

「届出年月日」および「公共職業安定所」の内容を確認、必要に応じて修正します。

B00612_1202_6


事業主

事業所の情報は、「企業設定」もしくは、「士業用顧問先管理」の情報を引用しています。
引用されていない項目または修正が必要な場合は、編集をおこなってください。

B00612_1202_7

ポイント
[企業情報をセット]をクリックすると、引用されている内容を「他事業所管理」に登録している情報に変更できます。詳細は以下の関連記事をご参照ください。
※[企業情報をセット]で選択した情報を引用した項目は、入力フォーム部分が黄色になります。


電子申請設定

画面に沿って必要な内容を設定します。

B00612_1202_8

+をクリックすると詳細が表示されます

「オフィスステーション Pro」の場合

オフィスステーション Proで本帳票を作成している場合、「電子申請設定」の上部に、「社会保険労務士」が表示されます。


その他設定

「従業員台帳更新」の「する」にチェックすると、本手続き画面で入力した内容を従業員台帳へ更新することができます。更新対象項目については、以下の補足をご確認ください。
をクリックすると、詳細を確認できます。

B00612_1202_9

補足
更新する台帳の項目
「退職年月日1」「離職等年月日」「喪失原因」「補充採用予定の有無」「被保険者でなくなったことの原因」「雇用保険 加入区分」「氏名」「氏名(カナ)」「旧氏名※2」「旧氏名(カナ)※2
※1:「「退職年月日」を更新しない」にチェックをした場合は、更新されません。
※2:「被保険者」欄の「新氏名」と「新氏名(カナ)」を入力した場合に、更新されます。


各項目の内容を入力、確認後、[内容を確認する]をクリックします。

B00612_1202_10



[次へ]をクリックすると、「雇用保険被保険者離職証明書」の入力へ進みます。

B00613_1202_11


雇用保険被保険者離職証明書


被保険者

被保険者の情報を確認し、必要に応じて修正します。
「被保険者番号」は、従業員台帳の労働保険カテゴリ「被保険者番号」の情報を引用しています。              

B00613_1202_12

ポイント
「離職者氏名」「離職者氏名(カナ)」の入力文字数について

 離職者氏名    :(姓)・(名)合わせて最大30文字(スペースを含む)
 離職者氏名(カナ):(姓カナ)・(名カナ)合わせて最大30文字(スペースを含む)
 ※離職者氏名(カナ)の(姓カナ)と(名カナ)は、それぞれ最大20文字まで入力できます。
 ※(姓)と(名)の間にスペース(1文字)が自動で設定されます。


事業所/事業主

事業所および事業主の情報は、「企業設定」もしくは、「士業用顧問先管理」の情報を引用しています。
引用されていない項目または修正が必要な場合は、編集をおこなってください。
※[企業情報をセット]から情報を引用した場合は、入力フォーム部分が黄色になります。

B00613_1202_13



離職の日以前の賃金支払状況等

離職の日以前の賃金支払状況等の各項目を、手入力または[対象期間をセット]で設定します。

[対象期間をセット]をクリックすると、「勤怠データ」および「給与データ」に登録された情報を引用します。
をクリックすると、離職の日以前の賃金支払状況等の記載についての詳細を確認できます。

B00613_1202_14


「対象期間をセット」ウィンドウにて、「資格取得年月日」「離職年月日」「表示月数」「賃金締切日」を入力、従業員の「支給形態」を選択し[登録]をクリックすると、各項目欄に期間および日数が入ります。

基礎日数の算出方法については、以下の表をご参照ください。

B00613_1202_15
支給形態
算出方法
完全月給制
「暦日数」
各期間の暦日数を算出します。
日給月給制
(勤務を要しない日も基本給の対象)
「暦日数ー欠勤日数」
各期間の暦日数から、欠勤日数を差引いた日数を算出します。
日給月給制
(勤務を要しない日は基本給の対象外)
「出勤日数(休日出勤含む)」
上記に「有休日数」を含んで算出します。
日給制、時給制
「出勤日数(休日出勤含む)」
上記に「有休日数」を含んで算出します。


「対象期間をセット」ウィンドウにて、「離職月に該当する給与データの年月」を入力し、[登録]をクリックすると、「(12)賃金額」に賃金情報が入ります。

各項目の詳細は、以下の表をご参照ください。

B00613_1202_16
項目名
算出方法
(A)
・給与データの場合
 基本給(月給)、手当(通勤手当や家族手当など)を算出します。

・手入力の場合
 月給者の場合に、時間外手当を含めた賃金額を入力します。
(B)
・給与データの場合
 基本給(日給)、基本給(時給)を算出します。

・手入力の場合
 日または時間によって支払われる賃金額を入力します。

※日給者や時給者の場合でも、一定期間を単位として支払われる手当(通勤手当や家族
 手当など)はすべて(A)に算出または入力します。
(A)、(B)の合計額を算出または入力します。


「給与データ」の設定方法については、以下の関連記事をご参照ください。


1年以上の賃金月額を入力する場合は、[追加する]をクリックします。
※最大24ヵ月分まで入力が可能です。

B00613_1202_17


「離職理由」欄に、離職理由に該当する番号をプルダウンから選択し、「離職理由/具体的事情記載欄 (事業主用)」に詳細を入力します。選択できる離職理由は、下表のとおりです。

離職理由の詳細については、以下の厚生労働省のHPをご参照ください。

B00613_1202_18
離職理由 詳細理由
1:事業所の倒産等によるもの 1:倒産手続開始、手形取引停止による離職
2:事業所の廃止又は事業活動停止後事業再開の見込みがないため離職
2:定年によるもの 定年年齢の入力および、本人による継続雇用の希望有無を選択します。
3:労働契約期間満了等によるもの 1:採用又は定年後の再雇用時等にあらかじめ定められた雇用期限到来による離職
2:労働契約期間満了による離職
3:早期退職優遇制度、選択定年制度等により離職
4:移籍出向
4:事業主からの働きかけによるもの 1:解雇(重責解雇を除く。)
2:重責解雇(労働者の責めに帰すべき重大な理由による解雇)
3:希望退職の募集又は退職推奨
5:労働者の判断によるもの 1:職場における事情による離職
2:労働者の個人的な事情による離職(一身上の都合、転職希望等)
6:その他(いずれも該当しない場合) 上記1~5に該当しない理由による離職した場合に選択し、「理由」を入力します。


離職者本人の判断

各項目を入力します。

B00613_1202_19

+をクリックすると詳細が表示されます

「オフィスステーション Pro」の場合

オフィスステーション Proで本帳票を作成している場合、「離職者本人の判断」の上部に、「社会保険労務士」が表示されます。


電子申請設定/その他設定

画面に沿って必要な内容を設定します。

「従業員台帳更新」の「する」にチェックすると、本手続き画面で入力した内容を従業員台帳へ更新することができます。更新対象項目については、以下の補足をご確認ください。
をクリックすると、詳細を確認できます。

B00613_1202_20

補足
更新する台帳の項目
「雇用保険 加入区分」「被保険者番号」「退職年月日」「離職等年月日」
※「「退職年月日」を更新しない」にチェックをした場合は、更新されません。
 ただし、1ページ目の「雇用保険被保険者資格喪失届」で、「その他設定」の「「退職年月日」を更新しない」にチェ
 ックをしなかった場合は、本項目のチェックの有無に関係なく、「退職年月日」を更新します。


各項目の内容を入力、確認後、[内容を確認する]をクリックします。

B00613_1202_21


内容を確認後、[次へ]もしくは[基本情報入力をスキップ]をクリックします。
※基本情報入力画面で不足項目がある場合、スキップボタンは表示されません。

B00614_1202_22

ポイント
申告書形式で内容を確認したい場合
以下の操作をおこなうことで、作成した帳票を申告書形式で確認することができます。


・[確認用PDF出力]
 作成した帳票をPDFに出力して、内容を確認できます。
 ※[確認用PDF出力]から出力した場合、[帳票]>[出力履歴]には残りません。

・[PDFプレビュー]
 様式に合わせた状態の帳票をプレビュー画面で、内容を確認できます。

・「PDFにパスワードを設定する」
 パスワードを設定したPDFを出力する場合に、チェックをつけます。
 ※PDFにパスワードを設定する場合、[マスタ管理]>[利用者管理]もしくは、[その他]>[個人
  設定]にて、「新しいPDFパスワード」「新しいPDFパスワード(確認)」を設定する必要があります。


基本情報入力

「電子申請手続確認」画面で、[基本情報入力をスキップ]をクリックした場合は、「提出情報入力」へお進みください。

引用されている内容を確認し、必要に応じて修正・入力します。詳細はこちらをご参照ください。

B00198_1202_23


[連絡先情報セット]をクリックすると、「企業設定」もしくは「事務所設定」に登録している連絡先情報を引用します。

B00198_1202_24

ポイント
「住所(カナ)」では、アルファベットを使用することはできません。
カタカナ等に置き換えてください。(例:5F→5カイ、F&Mビル→エフアンドエムビル)


[内容を確認する]>[次へ]をクリックします。

B00199_1202_25


提出情報入力

提出先の情報等を設定します。詳細はこちらをご参照ください。
[申請する]をクリックすると、電子申請は完了です。

B00200_1202_26

ポイント
「事業主の疎明書」について
疎明書を作成する場合は、「事業主の疎明書を作成する」にチェックを入れると、疎明書作成に必要な入力欄が表示されます。
※Pro版の場合、初期値で「社会保険労務士の疎明書を添付する」にチェックが入っています。

注意点
「添付書類」について
システム上でご案内している「アップロード可能ファイル」については、あくまでもオフィスステーションにアップロードできるファイル形式です。e-Gov経由で電子申請をおこなう場合、手続きごとに添付できるファイル形式が異なりますので、ご注意ください。

申請手続の詳細については、以下の厚生労働省のHPをご参照ください。


【補足】「文字置換マスタ」機能

「髙」や「﨑」など、電子申請時には一部利用できない文字があり、[文字置換マスタ]に登録しておくことで電子申請時、文字を自動で利用できる文字に置換してくれる機能があります。
[文字置換マスタ]には事前にいくつかの漢字が登録されており、利用できない文字が申請データに含まれる場合、[申請する]ボタンクリック後に、下記画面が表示されます。

文字置換マスタ_1


置換された文字は「使用できない文字について.pdf」をクリックすると確認でき、本ファイルは自動で添付されます。確認後、問題なければ再度[申請する]をクリックします。

文字置換マスタ_2


「文字置換マスタ」の設定方法については、以下の関連記事をご参照ください。

最近表示した記事
  • 閲覧履歴がございません。